70年代、80年代アイドルを振り返っていたら、もう1つの大きな核として「ロリ系」というのがあるように感じてきた。中高生アイドル。実年齢が中高生に加えて、等身大とか、初々しい、あるいは幼いというイメージがある人たち。


73年頃アイドル低年齢化のシンボル、花の中3トリオがデビューして、桜田淳子が登場したのが原点だった気がする。

歌は上手でないけど、さわやかで脚線がきれいだった。

http://www.youtube.com/watch?v=1zekE2IbZLY


森昌子は演歌志向だったし、山口百恵は大人っぽさで売っていた。桜田淳子は一番等身大で、優等生タイプだった。


同じ頃、たどたどしい日本語でミニスカで歌うアグネス・チャンが登場。あどけない顔なのに意外とナイスバディだった。

また、かわいいが歌の下手さでは定評があった?、浅田美代子も一角を担ったように思う。



80年代は、なんといっても堀ちえみ。ドラマ「スチュワーデス物語」の「私はドジでノロマな亀です」の名セリフは、耳に残っています。意外に歌唱力はあって、この人も脚線がきれい。

http://www.youtube.com/watch?v=FVVQtNfjie0


それと、角川映画ですよ。「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子、「時をかける少女」の原田知世。



90年代は、ノリピー語の酒井法子。80年代後半からいたけど、人気が出たのは90年代に入ってからだった。歌謡番組がなくなっていく中で踏ん張って、女優、ラジオのパーソナリティ、漫画の原作もやってたんだ。マルチタレント型アイドルの元祖のようなもの。


それと、忘れちゃいけない安達祐実。ドラマ「家なき子」の「同情するなら金をくれ」のセリフは強烈だった。



2000年代は、やっぱりモーニング娘。だろう。

中でもロリというと、加護亜依の影響力は大きかった。

実質メインを張ってた後藤真希、安倍なつみ、写真集の女王である石川梨華ではなくて、加護ちゃん。

ナルミヤのティーン服は彼女がはやらせたようなものだ。彼女と辻希美は、一時期ティーンのファッションリーダーだった。


3人祭っていうユニットがあったけど、この妙な格好が似合うのは加護だけ。石川と松浦亜弥は美少女すぎて萌えとはちょい違うんだな。

http://www.youtube.com/watch?v=EhQCaiEjPqw&NR=1



それと、アキバ系不思議ちゃんを演じてきた、コリン星の小倉優子。コスプレをメジャーにした功績は大きい。



2010年代、たぶんAKB48が突っ走っていくだろうけど、まだ決定打は出てない気がする。

中心的な高校生、中学生アイドルは、今、不在なのではないだろうか。