「人間の心から最も直接的に湧き出てくる音楽は、声楽である」

 

 

「私が死ぬとき、ベッリーニのアリアを弾いてくれ」

 

 

ショパンのことば。

 

 

 

ショパンの作品を弾く時、目指すべき表現はこの言葉に全て詰まっているのではないかな、、と。

 

私自身、ショパンをさらうときは常にベルカント的な女性的な滑らかなルバートを意識して全体の構成を考え、わからない時や迷った時は何回も歌ってみて感覚的に流れをつかんでから揺らし方を決めています。

 

 

 

 

 

ショパンはお弟子さんに歌の勉強を勧めていたほど。

 

ピアノを習っていると、どうしても指先のテクニックに気が行きがちですが、

 

やっぱり、音楽の中で美しいものを探求した時に最終的には「うた」と「リズム」に行き着くような気がしています。

 

 

 

生徒さんたち皆、テクニックや曲のレベル・進度も大事だとは思いますが、まずは普段の生活に「歌」が身近にあり続けていてほしいです。

 

 

 

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