「捉え方を変えたら、前向きに考えられるよ」
そう生徒さんに伝えていた数年前。
心のおけいこ的なセッションをやっておりました。
それなりに人気で、良い結果報告もいただいたりしたけど、本当に本当に辛くて苦しい時って、捉え方どころじゃないんだよね。
鬱になり、会社に行けなくなった友に「捉え方変えてみようよ」とは言えなかったし、
本人は、そんなことわかってるし、でも、抜け出せるかもって頑張ってやってみてもイマイチスッキリしない。
逆に「できない」ことにストレスがたまり、さらに後ろ向きになる。
私は、プラス思考の提案をしながらも、お相手を追い詰めていたことがあったかもと思うと、本気で恥ずかしい。
本当の辛さをわかってないのに、前向きになろうよ、なんて、無責任にもほどがあると、猛省した理由は、友人との会話で、こんなことを言われたから。
「自分が100%幸せで、相手が50%だとしたら、自分の「幸せものさし」に合わせて相手も自分と同じ100%にしようとする。
それって、余計なお世話だと思う。
相手は80%で十分幸せで、100%を求めてないってことだから。
こっちからみたら「もっと幸せになれるのに」って思うかもしれないけど、それって、いい迷惑。
相手が満足する幸せを届けたいなら、見守るってことも大事なんだよ」
つい、こーした方がいい、あーした方がいいと、相手のためと思って助言していた。
アドバイスと言う名の余計なお世話だったー。
どんなに辛くても、人生を切り開くのは自分自身。
手っ取り早く成功や成果を手にしたいから、つい最速の道を考えてしまう。
けど、それって、自分の過去から来たちっぽけな経験。
相手に押し付けること自体が間違っている。
辛く苦しい人に対してやるべきことは
話を聞く
見守る
この2つだと思う。
なかなか話をしない人は、頭の中で必死に言葉を選んでいる状態。
待っていても何も言わない。
つい、自分の意見を伝えちゃいがちだけど、じっと待つ。
「相手の幸せのものさしに合わせる」
そんな人になろうと思った今日の午後。
友人よ、気づきをありがとう。
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もうすぐ母の日!
お花も良いけど美味しいケーキは外せないー(笑)