前回からの続きデス・・・
10月5日、大宮中央総合病院で泌尿器科を受診後、耳鼻咽喉科へ。
1年以上前からの頭痛とここ数週間でめまいの症状が酷くなった事を伝えると、
さいたま北部医療センターの時と同じように、聴力検査、立ち上がったり起き上がったりした時の目の動き、等を見るといった診察。
「ちょっと平衡機能検査(重心動揺検査)も受けてみましょうか」とすぐ検査室へ移動。
ゆれる台の上に乗って平衡機能が正しく働いているかどうかを調べるらしい。
検査が終わると結果の紙を持って再び診察室へ。
ちらりと見たが、初見なのでいいのか悪いのかよくわからない。
「ぐらぐらして気持ち悪い」と私に寄り掛かる息子と待合室でしばし待つ。
間もなくして診察室に呼ばれ結果を説明される。
70歳台の健康な人よりバランが取れていないけれど、問題視するほどの結果ではないからしばらく様子見でいいのではないかと言われる。
「でも、今めまいが酷くて学校にも行けてないんです」と訴えると、
「じゃあ、もう1つ検査受けてみましょう」と、別の日にエアカロリック検査を受ける事に。
10月11日、エアカロリック検査を受ける。
耳の中へ風や水を送り、わざとめまいを起こし、内耳の機能を確認するらしい。
検査が終わって「どうだった?」と息子に聞くと、
「片方はぐらんぐらんめまいしたけど、もう片方は何にも感じなかった」
・・・!!
私はここで初めて手ごたえを感じた。
今まで何度医者に行っても、不登校じゃないかとか成長期によくある事と言われていたけど、
やっぱり病気なんじゃないの?
原因がわかれば進展するんじゃないの!?
10月13日、検査の結果を聞きに行く。
(検査を受けた11日は担当の富山先生がお休みだったので後日改めて)
「内耳自己免疫病」
初めて息子の症状に病名がついた。
でも、聞いたことのない病気・・・。
先生に説明されるも私にはその場では理解しきれず・・・。
「この病気はまだ保険適用されてないけど、僕はアメリカでこの研究をしていて結果を出しているから、タダで治療できるからね。君はまだ若いから人生これから。僕が治してあげるからね。」
先生がこう仰ってくれたので、息子も私も気持ちがラクになりました。
それからその日は採血をしておしまい。
待ち時間に先生のくれた内耳自己免疫病の説明書を読みながら
「お母さん、イマイチ理解できなくて・・・」と言うと、
「僕わかったよ。お母さんも『はたらく細胞』しょっちゅう見てたんだからわかるでしょ?」
と、アニメ『はたらく細胞』になぞらえて説明してくれる息子。
「治してくれるって言ってくれた時、先生がイケメンに見えたよ。」
大宮中央総合病院の富山俊一先生との運命的な出会いで、息子にも希望の光が見えたようです。
ちなみに、タダで治療ができるっていうのは、研究に協力しますって名目のようで、その旨の同意書を書きました。
また、タダといっても薬代は別のようです。
そうそう、ずっと忘れててふと思い出したんだけど、
この耳鼻科の富山先生、
10年以上前私が30歳台で帯状疱疹を発症した時にお世話になった先生でした。
あの時は耳の中に帯状疱疹ができたとかで、顔の半分動かなくなっちゃって焦ったなぁ(笑)
富山先生、またお世話になります。