二ノ岳・三ノ岳
からの続きです
熊本県民謡
「田原坂」
雨は降る降る 人馬(陣羽)は濡れる
越すに越されぬ 田原坂
右手(めて)に血刀(ちがたな)
左手(ゆんで)に手綱(たづな)
馬上ゆたかな 美少年
明治10年
西南戦争の古戦場
半高山・横平山
を経てJR田原坂駅まで歩きます
三ノ岳からの下りは
踏み跡も薄く
所々にあるピンクリボンが頼りです
何度か林道を横切って
ピンクリボンが目印の
こんな草藪の中に
下りて行きます
視界が開けて
みかん畑の向こうに
小岱山が見えてきました
木葉山
木葉山の麓にある徳成寺本堂は「西南戦争」当時、
野戦病院(大包帯所)が置かれ、 敵味方分け隔てなく
負傷した人々を救護・療養したところで
“日本での赤十字活動の始まり”
「+日本赤十字発祥の地」といわれています
吉次峠へ
サザンカ
サザンカの花びらの絨毯に
誘われて道を間違えました
直ぐに引き返します😅
吉次峠古戦場
「君見ずや 吉次の険は城よりも険なり」
熊本隊の一番隊長・佐々友房が
詠った詩が刻まれた詩碑
薩軍防衛戦線最後の牙城となった地です
薩軍が死守した吉次越えは、官軍に“地獄峠”と
恐れられた険しい場所で、両軍の間に死屍累々の
攻防が展開されました(観光案内サイトより)
吉次越にて官軍牛に悩まされる図
広い駐車場や多目的広場
トイレ、東屋など整備されてます
吉次峠から見る
三ノ岳
あのてっぺんから
下りて来ました
半高山(はんこうやま)
三ノ岳の半分の高さという事で名が付いた
だだっ広い山頂は
半高山公園として整備中で
展望デッキや芝生広場
などが出来る予定
山頂の片隅にある
大きな岩と木の鳥居だけの神社?
その岩の前に牛?とお供えのミカン
三等三角点
点名:半高 標高:293.89m
三角点はこの中に有るみたい
山頂から
八方ヶ岳方面
薄っすらと
阿蘇の山々
九州自然歩道を歩いて
展望台のある
横平山が見えて来た
横平山にある慰霊碑
西南戦争ではこの横平山の争奪戦は最も熾烈を極めた
薩軍の切込み隊と官軍の警視抜刀隊の白兵戦の死屍は
山を覆い、その惨状は西南戦争の中の三大激戦の一つに
あげられる激しいものであった。(玉東町の広報誌より)
四等三角点
点名:横平山 標高:143.79m
横平山古戦場
展望台に上って見たものの
周りの桜の木が伸びすぎて
展望はイマイチ
桜の花が咲く頃は
綺麗でしょうね
この地で激戦が繰り広げられた
なんて信じ難いです
JR田原坂駅に向かいます
無人の田原坂駅
壮絶!日本最大 最後の内戦の地
田原坂
西南戦争では官軍・薩軍
合わせて12,000人が
命を落としました
最大の激戦地「田原坂」は
JR田原坂駅から車で7分
徒歩35分程の所にあります
木葉山と下りの電車
この電車に乗って帰路に着きます
活動時間:6:50(休憩含む)距離:13.5㎞ 累積標高差:上り869m/下り1001m
九州自然歩道をのんびり
歴史に触れながら歩く
山旅でした
凄惨な戦があった場所とは
とても思えません
常に世界の何処かで
争いが絶えないですね
平和を願いたい!