地下鉄サリン事件発生から26年となりました。事件を風化させないことは重要と言えますが、私は地下鉄サリン事件そのものよりも、むしろそれ以前のマスコミの教団に対する扱いをよく検証し風化させないことの方が何倍にも増して重要と考えます。それはこのブログの開設動機でもあり、適切な対応であったなら坂本弁護士一家殺害事件(当時は失踪事件)の段階でオウム真理教の疑惑が晴れてはいないことが周知でき、教団への警戒心が維持され、その後の教団の勢力拡大は防げたと考えるからです。


 即ち事件の回顧も重要ですが、事件が起こった背景に対する回顧及び検証こそが同様の事件の再発を防ぎ、反社会的集団のみならずマスコミを最も警戒すべきであるということが理解される契機となるでしょう。