科学雑誌UTANは、私(筆者)も幼少期によく読んでいた、あの 科学と学習 学研(学習研究社)が発行していた雑誌である。

 この雑誌UTANに、麻原彰晃の空中浮揚が特集記事として掲載されたことがあった(麻原を含んだ3人の空中浮揚の特集として掲載された)。その当時、オウム真理教に入信するかどうか迷っていた私(筆者)はこのように考えた。

教団が発行している書籍及び教団機関紙には、教団にとって都合の良いことが書いてあるのは当たり前である。

教団とはおよそ無関係な学習研究社が書いているのなら、信用できるのではないか?

 いかに天下の学研とはいえ、オカルトを肯定した記事を掲載するのはどうかと思うが、その当時は冷静に判断することよりも、教団に入信する合理的理由を探していた心境だったのだと今では思っている。

 結局これが私(筆者)が在家信徒として入信する大きな動機の一つとなったのであった。