だいすきなじゅん | タマの鼻息育児日記

タマの鼻息育児日記

『35歳妊婦日記』
『タマの脱力育児日記』
からリニューアルしました。

2011年5月4日に35歳で長男を出産。

肩の力を抜いた、脱力育児を目指していましたが、
とっても鼻息荒く子供を愛してしまうので、
このたびタイトル変更致しました。

「僕ね、本作ったの!!悲しいときに読む本だよ!!」
と、息子。

へえー、どんな本?と思って中を見ると

1ページ目「かーちゃん」

2ページ目「とーちゃん」

3ページ目「おばあ」

って書いてあった。


そして表紙には『だいすきなじゅん』
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だって。

思わず絶句。



「あのね、大好きな順番は、心の中でだけ思うものだよ。1番大好きな人にはそれを伝えてもいいけど、それも内緒で伝えるんだよ。そのあとの順番は秘密にしてないとダメ。」
と、言いました。
「どうして?なんでダメなの??」

「だってさ、もしこの本をオバアが読んで、『そうか、オバアが3番か・・・』って思ったら、悲しい気持ちになると思わない?」

「・・じゃあ、とーちゃんを3番目にする!!」

「そしたら今度は、とーちゃんが悲しくなるよ?」

「・・・どうしよう。この本、捨てないとダメなの?」

確かに、中に書かれた名前、頑張って漢字で書いていた。(もちろん書き写し)
時間かけて、漢字を調べて、書いて、貼って・・・って作った本です・・・大した出来じゃないけど、息子的には『頑張って作った本!!(しかも、悲しいときに読む本)』なわけで。

その本を持って、途方に暮れてた。

それで、大好きな順番は、自分の心に秘めて、そしてその本も宝箱にしまって、誰にも見せないことになりました。

この本を肯定したら、友達を好きな順に並べてしまったりしそうだと思ったから。好きな順番は秘密な方が良い。


好きな順番か・・・

私も昔、「私とお姉ちゃん、どっちが好き?」と、両親によく聞いたものです。
「あなたが1番よ。」
というセリフが聞きたくて。

でも、生まれてから今まで、一度も「あなたが1番好き」ってセリフは聞けてません!!
小さい頃は、本当はどっちの方が好きなんだろう。って、その順番に物凄いこだわってしまっていました。

今は両親の気持ち、よく分かる。
どっちも同じだけ好きで、順番なんかつけれないよって。


・・・もしかしたら、順番はあるのかもしれないけど、それは一生の秘密に。
好きな順番は、秘密な方が良い。

私の好きな順番も、秘密です☆