今回は、ある方の愉快な発言をまとめてお届けします。爆笑気づき
面白くて無邪気な発言や、発想が斬新すぎる発言など盛りだくさんです。
いつもより長いので、お時間のあるときにお読みいただけると嬉しいです⌚
それでは、スタート!!ニコニコ






おやつが出るの?


まずは、こんなお話から。
これは、以前、ある方と交わした会話です。

「職場の休憩時間は、何時から何時までなの?」
ある方が私に尋ねました。
「12時から1時までです。3時にも15分の休憩があります」
すると、さらにこんな質問が。
「3時には、おやつが出るの?」
えっ!!びっくり
何言ってるんですか!?
誰がおやつを出すんですか??
職場ですよはてなマーク
驚きつつ、何気ない顔で答えました。
「おやつは出ないですね」
すると、
「じゃあ、誰かお茶を出してくれるの?」
誰が出すっていうんですか!?
職場には、執事かメイドでもいると思ってるんですか!!
「お茶は、自分で用意するんですよ」
「あら、そうなの」
3時になったら日本中がティータイム。🕒
この方は、そう思っているのでしょう。
職場では給仕係がお茶やお菓子を運んでくれると思っているのでしょうコーヒーショートケーキ

この会話の相手は、いったい誰なのか。
それは、私の三味線の先生。
ウチの先生は、会社勤めの経験がございません。
先生のご実家は呉服屋なので、若いころ、その手伝いはしたそうですが、他人に雇われて会社で働いたことはないようです。

俗世間であくせく働かなくてもいい立場の方は、考えることが優雅ですね乙女のトキメキ
さすがでございます拍手





防犯のためにつけてるの?


続いて、こんなお話。
以前、先生とオフィスビルの前を通りかかったときのこと。
時刻は、夜の8時くらいです。星空
ビルには、たくさんのあかりが灯っています。
それを見た先生が、こんな一言。
「あれは、防犯のためにつけてるのかしら? 電気代がもったいないから消せばいいのに」
えっ、防犯❓ 
電気代がもったいない?
びっくりする私。びっくり
「防犯のためでもあるかもしれませんが、たぶん残業をしてるんだと思いますよ」
「こんな時間まで働く人なんて、いるわけないでしょ」
言いきる先生。
「8時なんて、まだ宵の口ですよ。私も、前は遅くまで残業してました。10時まで残業することもよくありましたよ」
「10時まで働くなんて、官僚だけでしょ」
え~。。。驚き
何でそうなるんですか。。。
「私、民間企業で働いたことしかないですけど、遅くまで残業するのは官僚だけじゃないですよ」
「そうなの?」
全然私の話を信じていない先生でした。

先生は、正真正銘のお嬢様ですねふんわりリボン
残業をご存知ないのですから。
私もそんな身分に生まれてみたかったです。
どうしたらお嬢様に生まれることができるのか、秘訣があるなら知りたいものです爆笑





夜に走るトラックは


前に、先生と何かの話をしていたとき、たまたま「内職」という言葉が出ました。


それを聞いた先生は、こう仰いました。

「夜にトラックがよく走ってるけど、あれ、みんな内職の人なんでしょ」

えぇっ!?びっくり

何で??

「内職の人もいるかもしれませんが、ほとんどのトラックはそうじゃないと思いますよ」

私がそう言うと、

「そうなの? 夜に走るトラックは、内職の人が隠れて荷物を運んでいるんだと思ってたわ」

真顔で仰る先生でした。


どうやら先生は、内職の人はこっそり行動するものだと思い込んでいるようです。

内職を恥ずかしい仕事だとみなしているのでしょう。

だから、世間に知られないよう、闇にまぎれてこそこそと製品を運んでいる。

先生はそんなふうにお考えのようです。


この発想、スゴいですね笑

特定の職業に対する偏見・差別意識が漂っています。

さすがお嬢様ですね乙女のトキメキ

世間に対し、とても公平・公正な視点をお持ちのようです。

世俗の塵にまみれた私とはまるで違って、感心するばかりですグラサン爆笑笑い







履歴書を持ってきて


さて、会社勤めをしていると、誰しも少しはグチを言いたくなるものです。 

職場にこんな人がいて、こんなこと言われて……とか。

先生が「仕事はどう?」と話を振ってきたときは、ついこうやってグチをこぼしてしまうこともあります。


そんなある日のこと。

先生がこんなことを仰いました。

「その仕事、あなたにはふさわしくないから辞めなさい。知り合いに仕事を紹介してもらうよう頼んでおいたから、今度あなたの履歴書を持ってきてちょうだい

えっ!?びっくりハッ

私、そんなこと一言も頼んでません驚き

ただのグチを、何で真に受けるんですか❓

「本当は、あなたの意志を聞いてから知り合いに頼もうと思ったんだけど、あなたが断るわけはないと思って、先に頼んでおいたの」

ひぃ~っガーン

その独断は何ですか!?

驚くばかりです。

私が絶句していると、

「私に履歴書を持ってくるのは嫌かもしれないけど、中身は見ないようにするから安心して」

と、先生。

いや、問題はそこじゃなくて。😅

私の了解なく知人に仕事の紹介を頼むことが問題なんですびっくりマーク


やはり、お嬢様は特別ですね乙女のトキメキ

思考回路が一般人とは異なっています。

親切とお節介の区別がつかないんですね。

きっと、お育ちがいい方は、そんな些細なことどうでもいいのでしょう爆笑気づき






このままでいいでしょ


お嬢様のすごさは、これだけではありません。
こんな話もあります。

以前、近隣の文化団体と共同で舞台発表をする機会がありました。
出演団体は、本番前日にバミリをすることになっています。
これは、舞台上のどこにモノを置くか決めて、目印のテープを貼る作業です。
各団体ごとに、バミリできる時間は決められています。
舞台袖では、いくつかの団体が、早く自分たちの番にならないかと待っています。

しばらく待つと、私たちの番になりました。
私たちの団体は、緋毛氈を使います。
これは、床に敷く赤いカーペットのようなものです。
本番では、その上に座って演奏します。
プロの舞台スタッフさんのアドバイスを聞きながら、いろいろ試行錯誤する先生と私。
そして、やっと緋毛氈を敷く位置が決まり、バミリをしました。

すると先生は、安心した顔で舞台から立ち去っていきます。
緋毛氈は、敷いたままです。
「先生、これ、片付けなくていいんですか?」
慌てて後ろ姿に声をかける私。
「このままでいいでしょ」
えっ。。。アセアセ
「いやいや、片付けてよ」
と、舞台スタッフさん。ムカムカ
「片付けてもらわないと困るよ」
と他の団体の方。ムカムカ
ですよね~。ホントすいません。。。タラー

一人で謝りつつ、冷や汗をかきつつ、緋毛氈を畳み始めた私。
先生も手伝ってくれるだろうと思ってふと顔を上げると、先生は離れたところに突っ立ったままです。
えっ?
ウチが使ったものなのに!?
他の団体は使わないんですよ❓
何で手伝ってくれないんですか??

この緋毛氈、けっこう大きいです。
広げると、たぶん6畳分くらいあります。
それを私一人で畳むんですから、なかなか捗りません。
見かねて、他の団体の方が何人か手伝いにきてくれました。
それでも、突っ立ったままの先生。
じっとこちらを見ているだけ。

さすがですね拍手
片付けなんて下々の仕事ですから、先生と呼ばれるほど偉い方は、下々の働きぶりをあたたかく見守っていらっしゃるのですね乙女のトキメキ





狂言にも三味線


私の先生は、これまで、三味線の世界で長年過ごされてきました。
そのため、三味線に関する知識は豊富、だと思いたいのですが、実はそうとも言い切れないんですタラー

以前、先生は、「狂言にも三味線があると思っていた」という内容の発言をなさっていました。
「狂言に三味線は使わないと思いますよ」
私が言うと、
「あら、そうだった?」
先生は、少し焦ったような様子でした。

歌舞伎や文楽で三味線が演奏されるなら、狂言でも使われるだろうと先生は思っていたのかもしれません。
生の舞台を見たことがなくても、テレビで狂言を見たことがあれば、こんな勘違いはしないと思うのですが。。。

とは言え、先生は端唄と民謡の専門家ですから、他のことはご存じないのかもしれません。
それなら、専門分野にお詳しいかというと、それも少し疑問がありますが。。。

というのは、前にこんなことがあって。
ウチの団体では、発表会のときにお客さんへプログラムを配布します。
そこには、演奏する曲目と、その解説が書かれています。
曲の解説を書くのは、先生です。
その解説の中で、以前、少しばかり気になったものがありました🤔

それは、端唄『大津絵』の解説。
いろいろな歌詞がある曲ですが、そのとき発表したのは、歌舞伎や文楽でお馴染みの「梅川」と「忠兵衛」を取り上げた歌詞でした。
この解説が、脱字はあるし、送り仮名が間違っているし、内容にもいくつか誤りがあるし、というちょっと残念な代物でした。
せめて専門分野の曲くらいは、正確な解説を書いてほしいものですタラー

きっと先生は、忙しすぎるので、専門分野のお勉強をする時間も取れないのでしょう。
専門外なら、なおさらですねてへぺろ





引っ越すの? 引っ越すの?


ウチの先生は、会話の内容を理解するのがあまりお得意ではありません。

話を飲み込むのに、少しお時間を必要とするみたいです。


例えば、以前、兄弟子が先生にこんな話をしたときのこと。

「僕、最近、親の家を売ったんです」

「えぇっ、○○さん(兄弟子の名前)、引っ越すの?」

「いえいえ、引っ越さないですよ。僕は違う家に住んでますから」

「いつ引っ越すの? どこに行くの?」

「僕は引っ越さないです」

「だって、親御さんの家を売ったんでしょ? ○○さんはどこに住むの?」

「僕は別の家がありますから。親の家はずっと空き家だったんですよ」

「いつまでこっちにいるの?」

「だーかーらー❗ 僕は引っ越しません」

いつも温和な兄弟子が、ついにイラッとした瞬間でしたびっくりハッ


先生は、いったんこうだと思い込むと、最強になります。筋肉気づき

誰が何と言おうと、一切耳に入りません。

常に前だけを見て、勘違いしたまま突き進むのです。

なんて素晴らしいんでしょうグラサン

指導者たるもの、これくらい強い推進力がないと、生徒を引っ張っていけないのですね。



先生は、会話だけでなく、言葉を聞き取るのも苦手でいらっしゃいます。

特に、漢字を2文字以上組み合わせた言葉が聞き取れません。

そういった熟語を会話の中で使うと、たいてい聞き返されます。


例えば、こんな感じ。
「最近、物価高だから大変なんですよ」
私が言うと先生は、
「えっ? 何だから大変?」
「物価高です」
「えっ、何?」
「物価高です」
「えっ?」
「モノの値段が上がってるから最近大変なんです」
「ああ、そうね。最近なんでも高いわよね」

こんなふうに、いつも熟語だけを聞き返されるので、最終的には簡単な言葉で言い換えるようにしています。


ひょっとして先生は、外国の方なんでしょうか??

あまりにも日本語が流暢なので、てっきり日本人だと思っておりました。

今まで気付かず失礼しました。

もっと簡単な、やさしい日本語で話すべきでしたね爆笑






消しなさい!!


私はカルチャー教室で三味線と唄を習っているのですが、この教室では録音がかなり制限されています。


お稽古の内容すべての録音は禁止。バツレッド

先生がお手本を見せるときのみ、録音可能。

こんな決まりになっています。


でも、これだけでは、家で復習するときに全然足りないんですよね。。。

先生が口頭で曲の解説をしているとき、教室で必死に書き取ろうとするのですが、全然メモが追いつかないんですアセアセ

そんなとき、解説が録音できればなぁといつも思っています。


また、教室では、集団指導だけでなく、個別指導も交えて教えてもらっています。

その個別指導のときも、私は録音したくてたまりません。

自分がどんなふうに唄ったり弾いたりしているのか、後で録音を聞いて客観的に振り返りたいのです。


先生は毎回「家で復習してきてちょうだい」と仰るし、練習してこないとチクリと嫌味を仰ることもあります。

そのため、いけないこととは知りつつ、いつ頃からか、私はひそかに個別指導を録音するようになりました。

そうしないと、おさらいできないからです。


ところで、お稽古の時間は一時間半あるのですが、たいていいつも途中で休憩が入ります。

先生が疲れてくると、「ちょっと休憩しましょう」と言って、しばらく雑談タイムが始まるのです。

先生も生徒の皆さんも、私以外は全員ご高齢です。

そのせいか、出てくる話題は病院や病気のことばかり。

しばらく雑談すると、お稽古が再開されます。


そんなある日、私がいつものように個別指導を録音しようとすると、先生に見つかりました。

「録らないで!!」

激しい声で叱られました。

周囲には他の生徒さんたちがいて、じっと私を見ています。

「みんなの話を録らないでちょうだい!」


え❓目

私、そんなもの録音してませんタラー

病院や病気の話を録ってどうするんですか?

私は自分の唄と三味線を録音したいだけです。

でも先生は、私に弁明の余地なんて与えません。

一方的に、「消しなさい!!」とキンキン声で怒るだけ。

みんなの話なんて録っていないのですから、消すように言われても消しようがありません。

先生は、じっと私を睨んだままでした。


許可されていない部分を録音していた私には、確かに非があります。

悪用する気などまったくなく、家で復習するときに使うだけですが、それでもルール違反をしたのは申し訳なく思っています。

こういうルールがあるのは、曲の解説や指導方法が外部に漏れることを先生が懸念しているからだと思っていました。

でも、違うんですね。

今回の出来事でそれが分かりました。

先生は、雑談が外部に流出するのを恐れているだけでしたキョロキョロ


このときから、少しずつ私の学習意欲はなくなっていきました。

先生は、やる気がある生徒のやる気を奪う名人です。

素晴らしい指導者ですね星







まだ○○してるの?


先生と会話していると、よくこんなことを言われます。

「まだ○○してるの?」

「○○がいいと思うの?」


例えば、こんな感じ。

「まだあの人の動画を見てるの?」

「あの曲がいいと思うの?」

先生は、私が好きな演奏家や、私がいいと思う曲をよく否定なさいます。

「どこがいいの?」と聞かれたこともあります。

先生は、私が変なものを好きにならないよう、気遣ってくださっているんでしょう。

お優しいことですね~爆笑


他に、こんなこともよく言われます。

「まだブログ書いてるの?」と。

私は先生にブログの名前を明かしていないのですが、どうやら先生はそれがご不満みたいです。

「私に隠し事をするなんて」と思っていらっしゃるのかもしれません。


また、ブログを通して、私が誰かと交流しているのも先生はお気に召さないようです。

特に、三味線関係の方とあまり関わってほしくないみたいで。

よその指導者と仲良くなっているのでは、と、ご心配なさっているようです。

「どんな人と友達になったの?」 

「知り合いは増えたの?」

こんなことをたびたび聞かれます。

私が誰と交流しようと、私の自由だと思いますが。

先生は、私の周囲に怪しい人が寄りつかないように監視してくださっているのでしょう。

なんとも愛情深い方ですねキョロキョロ







仕向けたんでしょ


ネットの世界にとどまらず、先生は現実の世界でも、私の周囲にいる人のことを詳しく知りたがります。
特に、私の母に対して、並々ならぬ関心を寄せていらっしゃいます。
母の年齢や職業、性格などいろいろとお聞きになります。

ところで、私は高校生のときに父を失ったのですが、母は頑張って家計をやりくりし、私を大学まで出してくれました。
その姿をずっと見ていたので、私は初任給をもらったときから収入のほとんどを家に入れ、母を扶養しています。

先生は、そんな私に対して、ある日こんなことを仰いました。
「あなたはお母さんに気を遣いすぎよ。お母さんのことは気にしないで、もっと自由に生きたらいいのに。細かいことを聞くようだけど、そのお母さんは、本当の産んでくれたお母さんなの?」
!?
産み育ててくれた人に気を遣うのはおかしいんでしょうか?
そう思う私に、先生は、
「親が子を育てるのは当たり前よ。そこに恩を感じる必要はないわ」
すごいですね~。拍手
ここまで潔い方って、なかなかいないですよね。

先生は子どもを育てた経験がありませんが、ご自分が子どもだった時代は当然あるわけです。
先生は子ども時代に、親からあまり愛情を注がれなかったのでしょうか?
だから、親子の情みたいなものがお分かりにならないのでしょうか❓

私は先生ほど割り切った考えは出来ませんので、苦労して大学まで卒業させてくれた母にはとても恩を感じていますニコニコ
「それは、あなたがそう思うようにお母さんが仕向けたんでしょ。私ならそんなお母さん置いていくわ」
先生はそう仰いました。
仕向けたって。。。
すごい言い方ですね。
先生は私の母に会ったこともありません。
何で面識のない人にそこまで敵意を抱けるのか疑問です🤔
常識を超越しすぎていて、ホントに感心するばかりです爆笑気づき

また、私の母は節約するために、友人との食事や旅行などを控えているのですが、それについて先生はこう仰いました。
「人付き合いをしたがらないなんて、あなたのお母さんはおかしいわ。ひょっとして、お母さんは何か精神障害でもあるの?」
なるほど~。
人付き合いをしない人は、先生から見ると精神障害者なんですね。
素晴らしい見識ですキラキラ
さすが、お嬢様は卓越したお考えをお持ちのようです。




障害者


その数ヶ月後、先生が、我が家の内情についてご心配をなさって、と~っても優しい声で、こんなアドバイスをくださいました。
先生は、とある行政機関の窓口の名前を出して、
「生活が大変なら、そこに相談に行ってみるといいわ。障害者もときどき相談に来てるから。でも、いきなり行ってもすぐに話を聞いてもらえないから、予約していくといいわ。障害者も相談に来てるから、行ってみて」

なんともありがたいお言葉ですね~えー
我が家は、生活にゆとりがあるわけではないですが、行政機関のお世話になるほど大変ではありません。
それにしても、何で先生はこんなに「障害者」という言葉を強調するんでしょうか❓
私のことを勝手に障害者だと認定したんでしょうか。
親を扶養し、自由に生きられない若者は、障害者なんでしょうか??爆笑
私、年金手帳とお薬手帳は持ってますが、障害者手帳は持ってません。
親子揃って障害者と言われるなんて。
こんなにも慈愛に満ちたお言葉をかけてくださるなんて、先生はホントーに素晴らしい人格者ですねキョロキョロ

そもそも、先生は以前から「障害者」という言葉が大好きなのです。
何十年も前に、先生は車で事故に遭ったことがあるそうです。
そのとき、先生の車に、障害のある方が運転する車がぶつかってきたとのこと。
そのせいで、いまだに腰に影響があると先生は話していました。
その話をするとき、先生は「ショーガイシャが」「ショーガイシャが」と何度も憎々しげに仰っていました。

世間では、差別のない社会を作ろうと盛んに言われているのに。。。
先生は、世間に流されない確固とした意思をお持ちなんですねグラサン






聞こえない


少し前から、先生は、お年のせいなのか、記憶力や聴力に少し問題が出てきています。

例えば、以前、先生の家で、パソコン関係の本を見せてもらったときのこと。
私はパラパラと眺めて、すぐにその場でお返ししました。

後日、先生は、
「あの本、家のどこを探してもないのよ。捨てるわけがないし、あなたに渡したのよね」
「いえ、見せてもらっただけで、受け取ってません」
「おかしいわねぇ。家の中にないのよ。あなたに渡したはずよ」
納得していない様子の先生でした。

これ、悪く捉えると、私が泥棒扱いされていることになります。
忘れているのは先生なのに、私のせいにされています。
困りますね。。。タラー


物忘れだけでなく、先生は耳も遠くなってきています。
特に、左耳が聞こえづらいそうです。
私は、先生が運転する車に乗せてもらうことがあるのですが、そのとき私は助手席に乗ることが多いです。
つまり、先生の左側、聞こえにくい耳の方に乗るわけです。

乗せてもらうときと車を降りるときは、いつも必ず「お願いします」「ありがとうございました」と言っています。
言い忘れたことなんてありません。
でも先生は聞こえないことが多いみたいで。
私が「お願いします」と言ってもムスッとしていたり、「ありがとうございました」と言っても、じとーっとした目で私を見ていたり。
聞こえていないのは、先生の方なのに。。。

乗り降りのときだけでなく、運転中も、先生は音が聞こえにくいみたいです。
3回同じことを話しかけても、一切答えてもらえなかったこともあります。
ここまでくると、本当に聞こえていないのか、それとも無視しているのか、少し疑いたくなりますが驚き

お稽古中も、先生の耳に不安を感じることがあります。
必要以上に大音量で三味線を弾くことが増えているし、音が狂ったまま弾き続けていたこともありました。

ここで問題なのは、先生は音楽を商売にしているということです。
耳が聞こえづらいのは、音楽をする人にとって致命的です。👂
補聴器をつけるなど何か対策を取るべきでしょう。
それがお嫌なら、大変失礼ではありますが、引退するのが妥当ではないでしょうか。
芸を仕事にするなら、引き際を綺麗にするのも芸のうちだと思います。




 

相応しく無い人間


さて、今年はいろいろなことがありました。

3月には、前述のように、先生が私の母のことをさんざんに仰って、さらに私のことを「信頼できないわ」と唐突に言い出しました。
先生を信じきっていた私には、大打撃でした。

7月には、先生がいきなり烈火のごとく怒り出しました。
「あなたは人生をムダにしてるわ」とか、
「あなたは人間としてダメよ」などなど強烈な発言の数々をいただきました。
このときの会話は、何ヵ月も私の頭の中で繰り返し再生されて、相当な被害を被りました。

9月は、発表会がありました。
7月の出来事を引きずりつつも、どうにか舞台を終えたのでした。

10月は、発表会の余韻で先生との仲を戻せないか期待しましたが、むしろ関係は悪化。
先生の耳問題は、ますます深刻に。
もはやお稽古が苦痛で仕方ない状態へ。

11月。
ずっと迷っていましたが、もうこの先生についていくことは出来ないという結論に達しました。
11月半ばからお稽古に行かなくなりました。

12月。
先生は、些細なことでも怒るようになり、電話越しにキンキン声で私を叱りつけました。
「今度からちゃんと~して!!」
何度も同じことを仰る先生。
そのたびに「はい」と答える私。
「いい? 分かった? いい?」
何度も責めるように念を押す先生。
くどいです。
やけ酒でも飲んでるんですか??日本酒

その一週間後。
先生からLINEのメッセージが届きました。
「○○会(ウチの団体名)には 相応しく無い人間ですから辞めてください。」
たったこれだけ。
何の前置きも、何の説明もありません。

さすがにギョッとしましたびっくりハッ
いくらなんでも非常識です。
この憎しみに満ちた言葉はいったい何ですか。
私は、何の感情も湧かず、ただポカンと呆れてしまいました。
そして、すぐ頭に浮かんだ考えが、「これで今年は年賀状を書く枚数が1枚減って、少し楽になるなぁ」でした口笛
我ながら呑気なことを考えていたものです。

それはさておき、ここで一つ問題になるのは、先生が考え違いをしているということです。
嫌らしい話ではありますが、私はお金を払ってお稽古を受けています。札束
無料で教えてもらっているわけではありません。
つまり、お客さんなのです。

この先生に習うかどうかを決めるのは、お客さんです。
先生がお客さんを選ぶのは、おかしな話というもの。
先生が私に辞めなさいと指示するのは、筋違いです。
選ぶ側(お客さん)と、選ばれる側(指導者)の関係性を、先生は完全に履き違えています。
何十年も指導者として生きてきたはずなのに、この関係性が分かっていなかったなんて。
お金をもらって仕事をする意味が理解できていなかったんですね。

ちなみに、先生の講座は、やがて打ち切りになると思われます。
私が通うカルチャー教室では、生徒の人数が一定数以下になると、講座は取り潰しになります。
これまで、先生の講座は、最低ラインすれすれの生徒数でした。
私が抜けると開講の要件を満たさなくなるので、おそらく閉講になるでしょう。
先生は、私を「辞めさせた」ことにより、自分で自分の講座を潰すわけです。
大変ですねキョロキョロ






ご心労


先生は私を憎んでいるようですが、私は先生にそんな感情を抱いていません。
これ以上一緒にはいられませんが、感謝の気持ちを持っていますニコニコ
まったく三味線が弾けなかった私を、ここまで教えてくれたんですから。
先生のおかげで、唄も少しは唄えるようになりました。
先生がいたから体験できたこともあります。
楽しい思い出も、たくさん作ることができましたウインク気づき

一方、先生は、いったんこうだと思い込むと止まらない方です。
これまでの楽しかった出来事を、「ショーガイシャが」「ショーガイシャが」と言って、すべて悪いように塗り替えてしまうのでしょう。
それが私には寂しく思えますぐすん
7年半も一緒に過ごしたのに。。。

おそらく先生は、いろいろご心労が重なって、最近特に気が立っていたのではないかと思います。
先生自身もお年ですから、だんだん身体が言うことを聞かなくなってきていたのでしょう。
今まで普通にできていたことができなくなれば、苛立つこともあるかもしれません。

ところで、先生には内縁の旦那さんがいらっしゃいます。
生徒の一人と事実婚をなさっているのです。
つまり、先生の内縁の旦那さんは、私から見ると兄弟子です。
先生も兄弟子も、どちらも再婚同士で長年仲良く連れ添っていらっしゃいます。
でも先生は「夫婦じゃない」と常に否定されています。
ただ、先生と兄弟子の話をそれぞれ総合すると、お二人の寝室は同じだったみたいです。

ところが、何年か前から、兄弟子は介護が必要になり、介護ベッドで寝起きするようになりました。
先生は、内縁の旦那さんの介護や食事の管理、入院の世話など、何かとご苦労されているようでした。

これまで自由に愉快に暮らしてきた後に、突然ご自分の身体の不調や、内縁の旦那さんの介護がやってきたら。
その急激な変化に、イライラするのも分かる気がします。
これまであまり世間の荒波に揉まれることもなく、「センセ、センセ」と持ち上げられて生きてきたら、なおのこと変化に戸惑ってしまうかもしれないですね。
「どうして私がこんな目に遭うのよ!」と、やり場のない怒りをお持ちなのかもしれません。
ご心労お察しいたします。
どうかご自愛いただければと思います。






言葉の使い方


さて、先ほどの「辞めてください」というメッセージには、ただ一言、
「長い間お世話になりました」
と返しておきました。
すると、こんな返信が。
「良い人生で有られん事 願ってます。」

これ、「有られん」の「れ」が不要だと思います。
先生は、最後まで、言葉を使うのが苦手な方でしたね。
文法もそうですが、それ以上に、言葉の内容が、少しばかり調子外れなことがたまにありました。
人間関係を良好にするツボから離れた言葉も、ときどき見受けられました。
「チントンシャン」と、きれいな音で三味線をお弾きになる先生ですが、トンチンカンな発言をなさることもありました。

私自身、まだまだ未熟な人間で、人様のことをどうこう言える立場ではありません。
先生にはずいぶんご迷惑をおかけしたと思います。
私と同様に、先生も幾度かお腹立ちになったことでしょう。
お互いに話し合う場が設けられず、こうした結末になってしまったことは本当に残念です。

でも、先生とお別れしたら、とてもすっきりした気分になりましたニコニコキラキラ
身体がすごく軽くなって、毎日がとても楽しいです晴れ
これまでは、とても重いものを引きずっていたんだと気づきました。

これからは、お互いが別々の道を歩いていきます。
私は、いい師匠が見つかるまで、自主練習に励みます。
世間を広く知り、人の気持ちがよく分かる師匠に出会えるといいです。
どんな方とめぐり会えるかな?
今から、とてもワクワクしていますラブラブ
いつか出会えるその日を楽しみに、新しい年を迎えたいと思いますウインクキラキラ






以上、大変長くなりましたが、ここまでお読みくださった皆さま、本当にありがとうございましたおねがい
年の暮れに、陰気くさい話を書いて申し訳ありませんでしたお願い

皆さま、どうぞよい年をお迎えくださいませ。
では、また。バイバイバイバイうさぎ龍