今日は、外しました。

はめを外したわけではなく、山勘を外したわけでもありません。

唄い始めの音を外しました。


このごろ、「信濃追分」を弾きながら唄も唄っています。

この曲は、三味線の旋律と唄の旋律が全然違います。

三味線の音を頼りに唄うことができないため、唄の旋律をしっかり覚えないといけません。


前弾きを弾いて、さあ唄おうと声を出したら、本来の音より低く出てしまいました。

「ちょっと待った」

自分で自分にストップをかけます。

仕切り直してもう一度。

息を吸って唄い始めると、

「高っ!」

今度は高すぎる音で出てしまいました。


しょうがないので、三味線で唄い始めの音を出してみます。

その音に合うよう「アー」と声出しをして、もう一度最初から挑戦です。


前弾きを終えて、唄います。

やりました。今度は成功です。


三味線の中に、唄のヒントになるような音がほぼないので、本当に唄をきっちり覚えないと唄うことができません。

なかなか大変な曲ですが、明日も練習頑張ります。