私は、替唄をよく作ります。
作る、というより、降ってくる、という感覚ですが。
何かをしているとき、突然ふっと歌詞が思い浮かびます。
本来の唄に別の歌詞を当てることもありますし、
もともと唄がなく三味線だけの部分に新たに歌詞を当てはめることもあります。
今習っている「信濃追分」にも、突然「替唄」が降ってきました。
この曲は、三味線で繰り返し同じフレーズを弾きます。
口三味線で言うと、「ツテ チリチツ ドン」となります。
これが急に、「身体がだるい」と聞こえ始めました。
「ツテ チリチツ ドン」という旋律の音の高低が、
「身体がだるい」と言うときのアクセントの高低と似ているんです。
(そう思うのは私だけでしょうか?)
おそらく、この旋律は他の言葉も当てはめることができると思います。
どんな言葉がぴったりくるのか、探してみるのも楽しいかもしれません。
「信濃追分」は唄も三味線も素敵で、私の好きな曲の一つになっています。
邪道かもしれませんが、「替唄」を考えるのも一つの楽しみ方かと思います。
明日もいろいろ考えながら練習頑張ります。