巨大再開発がおこなわれるとそこには意欲的な
サイン環境が作り出される。
”近未来都市”とうたわれ、食・住・遊を備えた複合都市・
六本木ヒルズのサインからは心なしか活力が感じられなかった。
しかしその敷地内のけやき坂通りを中心に、アーティストと
デザイナーのコラボレーションから生み出された
パブリック・アートには変わらぬインパクトがあり、
そこに出店している店舗や施設のサインは今でも
大切に管理されていて魅力は失われていない。
東京ミッドタウンのサインシステムは、こんな六本木の
真中に現れたのである。『温故知新-和の「もてなし」を
未来へ』をコンセプトに、『デザインの根底に日本を
意識したエッセンスを取り入れ・・・日本の伝統・文化の
良さを活かし、サインの機能としては充分に対応しながら、
一つの都市環境の中でのストーリー性や思想・理念
という考え方にこだわり、・・・和のもてなしを表現した』
デザインにはこの正統派とも言えるデザイン・コンセプトを
基に、緻密なデザイン計画によって組み立てられた。
戦後、日本が飛躍的に成長した頃の看板などには、
斜体で勢いのあるの文字が多く使われていたらしい。
街や時代が、サインを見るだけでどんな状況なのかが
わかるのは面白いですね。