シン・ワハハ

舞台裏をチラリ。


休憩明け

二部最初の演目は

【赤塚不二夫歌舞伎】


当初の予定では

音楽監督としては

この景が大変だった。


三味線や太鼓を

前回同様レコーディングする案だったが

良い音源が手に入り

レコーディングする必要がなくなった。


もしレコーディングやってたら

めちゃくちゃ大変だったろうけど

音楽監督としては

やってみたかった思いもチラリ。


因みに休憩中は

梅ちゃんの格好から

女形に早変わり。


梅ちゃんメイクを落とし

また女形の白塗りをして

着物を着るので

一切の休憩はない。


赤塚不二夫歌舞伎本番中は

歌舞伎なのでみんなの為に

【附け打ち】を花魁の格好のまま

袖で打つ。


この【附け】は

さすが400年の歴史を持つ歌舞伎

よ〜く出来ている。


お客さんが盛り上がるよう

演者を引き立たせるための

音響ギミック。


調べるといろいろ面白い。


アシライ

おこつき

気合い

つぶて

小競り合い

走る時

など様々。


見得や踏み出し

と呼ばれる大きく足を出す時

などなど。


間が良い役者は

附けに自然に合わせ

そうすると

お客さんの拍手も

自ずと増えるのです。


間の悪い役者は

どうしても

合わせれない。

わしは後者。


とは言っても

本物の歌舞伎を

やった訳ではないので

あくまでご愛嬌。


こんな感じで

袖で附けを打つ。


あ!レレレの虚無僧が!


役者を立たせ

お客さんが少しでも

拍手しやすいように。


附け終わり

カツラをかぶり

外掛けをはおり

ぽっくりを履く。

この時点で身体の制御不能

そして舞台へ出ていく。