昨日、青森から来たブルーマン
ちと古い話しをしたので
今回も懐かしい話しをひとつ。

今もワハハは昔と変わらない
オゲレツ下ネタやナンセンスギャグを
得意としているが
ワハハに入ったばかりの15年前は
その具合がちょっと違った。

当時オホホ商会(解散)の先輩だった
元気安(現おいおい教教祖)は
あらゆるオナニーを実践している最中だった。

自分フ○○チオ、自転車オナニー
ドライヤーオナニー、ある時は
地球とセックスして演出家に
お前は天才だ!と言われたり。
(現在、お前は天才だ!撤回)

楢山節考の左とん平が
犬のシロとやったのとは全く次元が違う
そのアバンギャルドさに
新人の俺は内心、引きまくっていた。

そんな俺の心を見透かすように演出家より
『うんこを家に飾って日記をつけなさい』
『しかも一緒に住んでる前妻のと共に!』

という勅命をうけてしまい
嫌がる前妻をなんとか説得し
夫婦茶碗にうんこをよそって
観察日記を書いたものだ。

フリーザーバックに入れるものの
漏れる匂いと日々硬化していく生うんこ
便秘症だった前妻の格別なスメルを
俺はファンクラブの会報誌に綴った。
タイトル『夫婦うんこ』

生のうんこ、という絶対グロ、全くのアウトを
観察日記というメルヘンな世界によって
グロからギリギリこっち側にもってくる?荒技で
ネタに転化するという
そんなセンス?ライン?を
元気安のオナニーと共に
痛烈に感じたりしていた。

これらは極端な例だけど他にも
納豆をお茶碗につけずに食べる
尻に赤い羽根を投げて刺す
変態のキャラ、肛門をナメるネタ
本番中の袖でゲロしながら着替えたことや
尻でガムテープを切る等々
(これは当時作ったポカスカのネタ)

どれもなんとなく
一貫したセンスの下の
発想である。

ワハハの舞台で使ううんこは必ず
うんち君みたいなうんこではなく
トモロコシがまぶされたりする
リアリティを追求したうんこなのも
きっとこのライン上のセンスである。

これはワハハ原理主義
とでも呼ぶべきセンスだ。

そしてそれは家に子供がいればよくわかる
子供がうんこで爆笑するそれと全く同じである。

ワハハ原理主義
いつかまた書いてみたい。

元気さん話しでもうひとつ。

昔、元気さんソロライブ前日に
ネタ全部ボツになっちゃって
徹夜でネタ作り付き合って
一緒に作ったネタは他愛もないものだったけど
ぶっつけ本番でやったそのライブが
超スーパー爆笑ライブになっちゃって
(個人的にはワハハに入って見たライブの中で
ベストワン)

客席にテレビのプロデューサーがいて
そのプロデューサーあまりの爆笑に感動して
なんと元気さんの冠番組がはじまっちゃって
元気さんいきなりハーレー買っちゃって
みんなに酒とかも奢るようになってね
すげー世界だなーって思ったなー。

最近、久しぶりに元気さんと飲み
酔って演出家に食ってかかってる姿見てたら
そんな懐かしい話しを思い出し。