20代の頃は深夜特急とか蔵前仁一とか妹尾河童とか
読んでたクチじゃないですか、高円寺住んじゃってるしね。
そうするとインドとかってやっぱ当たる訳ですよ。

んで横尾忠則が書いてる訳ですよ。人間は男と女以外に
分けるとすればインドに行く人間とそうでない人間に
分けることが出来る、とかね。もうズビビーンですよ。
でもね、無為に生きてたからまさか自分がインドに行く
頭なんかないんですよ。で、当時は行かないんですね。

多分人生の中でなんだか分かんないけど
インドに行っちゃうような旅なんか
あの20代の時期しかないんですよ。
30代とかになると仕事やら生活やら分別やらで
そんな時間はとてもじゃないけど作れない。

時間ばっか有り余ってて自分は一体何者なんだ?
みたいな青苦いことをストレートにやれる時期はね
あの時期しかない。だから、あぁ時期を逃したなぁ
っていう思いはずっとあるんですよね。