今朝、我々将棋界は
米長名人がコンピューターに負ける!
という衝撃的なニュースでお目覚め。

米長名人といえばその昔『たけしのここだけの話し』で
一つのことを突き詰めることは万物を知ることである
といういかにも天才らしい理論を展開したことでも有名ですが

そのニュースの意味
(一手につき何千万通りある選択肢から最善を選ぶ将棋というゲームは
コンピューターを作る上でもっとも適した素材である)

人間によって作られたプログラムは
人間の頭脳を超えることは出来るのか?

(将棋界でコンピューターに負けた名人は史上初である)

いよいよAI時代の幕開けか?

(製作者の日本人は次はもっと強い名人とやりたい、と侮辱的コメント)

人間対コンピューターの代理戦争の舞台は
宇宙でもNASAでもなく将棋盤の上だった!

等々の意味は全く分からない
朝から名探偵コナンを観てる
我々将棋界の35名人
(通算、名人の49勝24負)に
寝起き即一局をお願い。

しぶしぶ付き合う名人は
得意の変形中飛車戦法。

朝から負けて悔しいまま仕事へ。

そっか!今わかった!
何故、玉は真ん中で囲まず
左右に振って囲うのかが!

真ん中は飛んでくる戦法
飛車、角、桂馬、香車の
奇襲にやられやすい。

何故なら金と銀が飛べないから
故に飛べる桂馬や香車のある左右に
玉を振るのであったのだ!

この基本を踏まえると逆に
桂馬を最初から飛ばすのではなく守備陣に
香車も遊ばせず一枚は守備陣
攻めるは銀と飛車
もう一枚の香車を取り合い最後の詰め要員使い。

つまり自ずと玉は角へ寄せ
攻め上がる銀と桂馬
遊んでしまう香車は飛車側。

この戦法は玉は右側から攻められる
中央突破を睨みつける右側の金の位置と角の逃げ道
また攻め上がる銀と桂馬と道筋
それに伴う歩の位置
つまり歩の取り合いが初めの勝負
歩のない将棋は負け将棋
よって角の右斜め前に歩!

これが一手目。

…ってここまでで三手先
一手につき3パターン
つまり3×3で9パターン



ジリジリジリジリ~

クラッーシュッ!

将棋負けて向かう本日の舞台は
新春!爆笑演芸会@横浜にぎわい座。

歩けばやがて金となる
笑いの道に歩があるく
俺も歩けば金となる
俺が歩けばタマ金になる



ジリジリジリジリ~

…クラッーシュッ!