​月組「Death takes a holiday」


こんにちは、たまみです。


先日月組東急シアターオーブ公演

「Death takes a holiday」を観劇したのでその感想を書いていきます。


※ネタバレを含みます。

自衛は各自でお願いします。


「20世紀号に乗って」以来の東急シアターオーブでした。

2階までだと思っていたのですが3階もあったんですね。

駅から直結で行きやすくていいですね。

11階のスペースにはテーブルもあり、ご飯を食べることができありがたかったです。



​全体

※ここから先はネタバレを含みます。

自衛は各自でお願いします。



まずは全体の感想です。


一言で言うととても面白かったです!

1幕はコメディ要素の方が強くそういう系なのかと思いましたが、2幕は話に引き込まれ、人生について考えさせられました。



この物語は第一次世界大戦で大量の死者が出て、死せる魂をあちら側へ送ってきた死神(月城)が疲れ果て、死神が休暇を取りました。

(タイトル通りですね)

死を恐れる理由や生きる意味を人の目を通して知りたいと思った死神はロシア貴族の身体を借り、ランベルティ公爵(風間)一家と共に休暇を過ごす間の話です。



なぜ死神を恐れるのか、命、生きる理由など人生について問われていてセリフが響いてきました。

ロシアとウクライナの戦争のこともあり命について考えさせられます。

多くの人に見てほしい作品だなと思いました。



​個々



ここからは個人個人の感想です。


まずは死神れいこちゃん(月城)。

死神役で最初は不気味な格好で出てきました。片手は長い爪(?)が目立っていました。

鼻の長い仮面もつけてました。

見た目からも人間では無い不気味な何かというのが分かりました。

人間の姿になったらスーツの似合うとっても綺麗な人間になりました。

アイメイクが青・グレー系で冷たい不気味に感じました。


人間になって最初の朝の喜びっぷりがとても可愛かったです!

特にスキップが可愛すぎて…💕

ベッドに立ったりスキップしたり子供のようで可愛かったです。

朝食がサニーサイドアップの目玉焼き🍳

ポスターロゴにもなってます


物語についてにもなりますが、死神でも感情のままに生きるんですね。

それほど死神にとって恋は大きなものだったんですね。


1つだけ言いたいのが

おい!約束守れ!!

(言い方悪くてすみません)


ランベルティ公爵に誰も連れていかないという約束をしたのに結局グランヴィアと一緒に行ったので、即思っちゃいました。笑



しかし「24時に家を出るそれまでは死神であることを内緒バラしたら災いが起こる」という公爵との約束でしたが、23時過ぎに公爵はみんなに白状したのでそれの報いかなとも考えました。


それでも自分が死神と分かってもグランヴィアの愛は変わらず一緒について行くと言ったことに心を打たれ、連れて行ったと素直にみてもいいのでしょうかね。




次はグランヴィア海ちゃん(海乃)。

ジュリエットのような役でした。

婚約が決まっていて、洞窟の恋人の話に憧れを持っている、自分のことは自分で決めると言うところがジュリエットと重なるなと思いました。結末的にもです。

とても開放的で心のままに生きているなと思いました。ニコライ・サーキ(死神)に出会ってからはより幸せそうに見えました。

周囲の説得も聞こえていないところが恋愛に一直線なヒロインでした。




次にランベルティ公爵おだちん(風間)。

死神が家にやってきた時のやりとり、その後の執事フィデレ(佳城)とのやりとりとても面白かったです。

死神と誰にも言わない約束をしたのに執事に即バレしていて笑いました😂

言いたいのに言えない、逆らいたいけど逆らえないジレンマで感情が出ていました。


2幕の死神に娘(グランヴィア)を連れて行かないでくれと説得するシーンは心に刺さりました。

「自分を代わりに連れて行け」、「娘のために身代わりになるのは親なら誰だって思う」など娘を強く思う気持ちが伝わってきました。

しかしどちらにしてもステファニー公爵夫人(白雪)を悲しませる結果にはなるなと思いました。



このままの流れでステファニー公爵夫人さちかさん(白雪)を。

何と言っても2幕の息子についての話。

息子への歌は歌の上手さが際立ちました。

表現がとてもよくて。

声量小さいところから上げたり、震える声から死を悲しむことがヒシヒシと伝わってきました。

若い息子を亡くした上でグランヴィアも亡くして今後生きるのは辛いだろうと思いました。




執事のフィデレやすくん(佳城)。

とっても良かったです!

今回で認知した人も多いのではないでしょうか?私はその1人です。

死神が来たことを立ち聞きして知ってしまいます。

サーキ(死神)を見る度ビクビクして反応が面白かったです。

「死ぬほど」と公爵と何度も誇張して言ってるのも面白かったです。

ほんとに常に面白かったです。




次にコラードれんこん(蓮)。

不憫枠です。

婚約したのに急に来たろしあの訳わからないやつ(死神)に婚約者とられて破棄になるという不憫さ。かわいそうでした。




そんなコラードが好きなデイジーおはねちゃん(きよら)。

コラードが好きだけどコラードはグランヴィア一択!で全然振り向いて貰えない役でした。

こちらもかわいそう。

歌もいくつかあり、どれも良かったです。




公爵の娘アリスりりちゃん(白河)。

(勝手にグランヴィア、アリス、デイジー3姉妹だと思ってました。違った…。)

りりちゃんはソロのシーンがとても印象的でした!赤いギラギラした衣装でしたが、衣装に負けない歌とキャラでとても良かったです!

パワフルな歌声でインパクトありです。

間にタップダンスもありました。

タップダンス見ると20世紀号思い出しました。シアターオーブってタップダンスするとこなんですか?(そんなわけ)



そんなアリスが気になるエリックるねくん(夢奈)。

1幕はそんなに出番なかったです。

2幕に過去を振り返るソロがありました。

若い頃の2人の格好が着込んだ衣装だったのでるねくんのスタイルのよさが際立っていました。

見る度お顔が小さいなと思います。




そして外せないのがエヴァンジェリーナ公爵夫人みちるちゃん(彩)とダリオ男爵じゅんこさん(英真)。

とっても心温まる2人の出来事でした。

みちるちゃん元は認知症の役なのでしょうか?旦那マリオの死を受け入れられずダリオをマリオだと思うようになったとありましたがその辺はどうなのでしょうか。

みちるちゃんのおばあちゃん役初めて見ましたが、違和感なくおばあちゃんそのものでした。

特に手がおばあちゃん。

背中の丸みや歩き方も上品なおばあちゃんでした。

サーキ王子(死神)と会った時から全てを知っているような含みのあることを言います。

死神が現世にきたことで思い出したようです。

違う人と結婚したけど時を経て自分の名前を呼んで愛していると言ってくれてこの上ない幸せですよね。

でも死神がいなくなった後これで元通りだという話があったのでまたマリオだと思うようになるのでしょうか🤔

気になりました。

ずっと思い出した状態でいてほしいところです。







今回は月組「Death takes a holiday」の感想を書いていきました。

公演は終了しましたが、円盤等でぜひ沢山の人に見てほしいです。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
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それでは、また👋



たまみ