​星組「1789」感想



こんにちは、たまみです。

今回は宝塚大劇場公演 星組「1789」を観劇したので、その感想を書いていきます。


※ネタバレを含むため自衛は各自でお願いします。






フルールでのご飯

星のゼリーは3層ともゼリーだと思ったら下2層はしっかりめの土台になっていて美味しかったです😋




​全体

※この先はネタバレを含みます。

自衛は各自でお願いします。



まずは全体的な感想です。


全体を通してとても力強く生命力を感じる公演でした。

そして星組みなさん歌上手すぎてどの曲も聴きごたえがありました。

曲数も多いため歌声を堪能できます。

みんなが歌える人だからこそできる公演だなと思いました。




そして物語についてです。

物語としては主人公のロナンが撃たれてあっさり死に、革命自体も途中の段階であるため、物語だけを見るとスッキリしない感はあります。

これは星組に関わらずです。

ロナンが死んだ後、フランス革命が達成できたような展開があればもう少しスッキリした話になるかなと思いました。



​1幕


1幕の感想です。


物語は1788年。

ロナン(礼)の住む農村にペイロール(輝月)がやってくるところから始まります。

目の前で父親を殺されロナンはパリへ行くことを決めます。

ロナンの村を守ろうとする姿は勇気ある行動だなと思いました。

ロナンはまこっちゃんが1789のロナンがやりたいと熱弁しただけあり、とても似合っていました。

勇気を持って行動する役が似合いますね。

どの歌も力強さがあり聴き心地もよく、まこっちゃんの歌を堪能するにはピッタリの公演でした。



ペイロールまゆぽんも威厳が強く、何か言われても動かないようなどっしりと構えた姿が好印象でした。




そしてパリでカミーユ(暁)、ロベスピエール(極美)たちに出会います。

ダントンはここではまだ出てきません。

カミーユやロベスピエールたちは新聞を発行して革命を進め、とても生き生きしていました。

カミーユありは安定感抜群でした。

ロベスピエールきわみを見るとひかりふる路が頭をよぎるようになってしまいました。

どこで道を踏み外したのか…。




そしてオケピからサイコロを身にまとった宮殿の部下(?)が出てきます。

(あれは何の人と言ったらいいでしょう🤔)

この人達が出るとあれがくる!と思いますね

そう!

マリー・アントワネット(有沙)のドデカルーレットドレス🩷️🎲

今回もありました。

これを見るとアントワネットの豪遊ぶりが視覚的にも見えます。

見てる側も楽しいです。

そしてアントワネットの「全てを賭けて」

とっっってもよかったです!

何より1番最後のハイC(ド)。

綺麗に出ていて凄かったです。

この場面のアントワネットは天真爛漫な少女という印象でした。

キャピキャピ楽しんでいて、若くして嫁いだことを思い出させました。



そして王太子を連れてオランプ(舞空)が登場します。

アントワネットへの忠誠心が強く真っ直ぐに仕えている姿が見えました。

話の中では何度も信用が試されるような場面がありましたが、その度にカバーしたりサラッと逃れ信頼に足る人であることがよく分かりました。

オランプいい子🥹

「許されない恋」を聴いた時はちゃぴ感あるなと思いました。(声が)




そんな信用を試すのがアルトワ伯爵(瀬央)。

自分が王になるためにみんなを操るポジションです。

策を考え色々吹っかけますが結局表立っては何もしてない人です。

ヴィラン感ありました。




そして王妃と密会するフェルゼン(天飛)。

アントワネットとフェルゼンの「許されない恋」はありませんでした。

ヒロインがオランプだからでしょう。

フェルゼンは1幕の出番全部で15分くらいしかなくて悲しかったです。

革命に直接的に関係ないのでそりゃそうって感じですが。

その中でも人目につかないように隠密に行動し、陰ながら王妃を慕っている姿が好印象でした。

ロナンとの立ち回りもよかったですね。



個人的なツッコミなのですが、

フェルゼン「別部隊に配属になったからパリを離れる」

アントワネット「私のことはもう愛していないのですね」

これは理不尽だなと思いました^_^;



そしてロナンがダントン(天華)にも出会います。

そんなダントンが惚れている夜職の人がロナンの妹ソレーヌ(小桜)。

ソレーヌの歌もとてもよかったです!

普段の裏声の歌も素敵ですが、地声で力強さのある歌声でした。

高いところは裏声でしたが力強さが満点でした。

お芝居も立ち振る舞いから闇堕ちしてる感じがありました。




冤罪で捕まったロナンにどこで新聞を発行したか言えという拷問は痛々しかったです。

特に焼印。

そんなロナンを助けに行くオランプの健気で真っ直ぐな姿もよかったです。



どこかでバラいっぱいの部屋でプロポーズ(意訳)みたいなことを言ってましたがそれでフラれた某先輩が頭をよぎりました。

?????「🎶俺の愛は枯れない〜」




この物語唯一のほんわかユーモアトリオの秘密警察ラマール(碧海)・ロワゼル(稀惺)・トゥルヌマン(大希)。

ポンコツぶりがとても可愛かったです。



そしてとっても優秀なシャルロット(瑠璃)。

声高くて可愛かったです。




​2幕




2幕は始まってすぐ客席にライトがあがりカミーユ率いる革命組が1階のサイド扉から入ってきます。

真ん中ブロックを挟んで上手側通路先頭があり、下手側通路先頭がきわみです。

あり鼻高かった🥺

会議所が封鎖されそれに反抗する市民たちの踊りも力強さありました。

生命力の塊です。

極美が真ん中で踊る瞬間もあり、革命の主軸がロベスピエールということを改めて感じる瞬間でした。

それならロベスピエールがあり(暁)でもいいのではと思いましたが複雑なので書きません。




アルトワの「私は神だ」もよかったです。

アルトワ伯といえばこれですよね。

声も通っていて聴きやすかったです。

赤い衣装とメイクで強い思想であることが際立っていました。




そしてフランス国王周り。

ネッケル不憫…。笑

外国からフランスのためにきて財政建て直そうとしてるのにフランス国王全く言うこと聞いてくれない。笑

そりゃ辞めるよね。笑



1つ思ったのがネッケルは自ら「辞めさせていただきたい」と申し出、それを国王が許可しました。

しかし市民たちの間には国王がネッケルを解雇したという形で伝わりました。

史実ではどうなのかは分かりません。

伝言ゲームで内容が変わっていくのと同じ原理ですかね。

結果は同じですが、"解雇"と言うことで国王への不満が大きくなるかなと思いました。



そしてそんな国王に着いていくと決めたアントワネット様。

フェルゼンが宮殿に来て海外へ逃げるよう説得に応じますが、母として、フランス女王としての威厳から残ることにします。

オランプにも愛する人の元へ行くように言います。

愛する人がいる喜びを知るからこその計らいです。胸を打たれました。


(華々しいフランス革命時代にこんなこと言うのはあれですが、結局は家族を選ぶ典型的な不倫😶)



王妃の歌も感動しました。

傍らにギロチンの模型が置いてあるのも粋な演出です。そのギロチンであなたは…と思っていたら歌終わった後ギロチンの歯が落ちました。

未来を示唆するいい演出でした。




そんなギロチンの模型を置いていった国王ルイ16世。

それにしても民衆が宮殿前まできて騒いでるのに錠前をいじって狩りに行くのは悠長すぎませんか国王??

あなたが狩られますよ?^_^;




そして革命のため火薬庫に向かうロナンたち。

そこへオランプも合流します。

火薬庫を守るのはオランプの父親デュ・ピュジェ中尉(美稀)。

オランプを説得し火薬庫を開け、オランプの父親を助けだします。

その中でみんなで歌う「サ・イラ・モナムール」。

初演で聴いて鳥肌が立った曲です。

唐突に現れるロベスピエールの一般市民恋人(水乃)。

恋愛の歌をみんなで歌うことってあまりないので革命の歌とは違うよさがありました。



そしてペイロール指揮による兵の発砲で撃たれるロナン。

デュ・ピュジェ中尉を庇って撃たれます。

最初にロナンを守って死んだロナンの父親と同じ構図。

宝塚あるあるの歌を歌うことはなく二言ほど喋って亡くなります。

そのまませり下がり。

残されたカミーユ達が悲しみの中求める法を読み、白い衣装に着替えたまこっちゃんが出てきて全員で歌って終了となります。




下手からせおっちがせり上がりフィナーレが始まります。

鉄板ですね。

歌い終わるとロケットです。

ロケット後は大階段が出てきて娘役さんたちがまこっちゃんを囲んで踊ります。


娘役が捌け、上着を変えたまこっちゃん。

そのまま男役群舞です。

ピンクの派手衣装🩷️

群舞はオペラで見てたら気づいたらまこっちゃん真ん中で踊り終わってました。

追ってるとほんとに真ん中分からず終わります。

バチバチに踊る系の群舞でした。

振りとしてはスライディングよくしてた印象です。


華音くん追ってましたが、目力出したり笑ったり気だるげな色っぽい表情してました🥺

ちょっと右の前髪じゃまそうで何回か払いながら踊ってました。

パレードでは右の前髪はまとめてました。



パレードは詩ちゃんのエトワールから。

とても緊張しているように見えました。

不慣れ感はややありました。

それでも上手に歌い上げていました。

良かったです。



天華有沙で並んで降りてくるのも趣があって良かったです。

エトワールでもいいのではと思いましたがこれはこれ良いなと思いました。

ひっとんのピンク衣装も可愛かったです。

娘役さんのお辞儀する時の脚を見ちゃう人なので膝上丈ありがたかったです🙏


ちなみに幕が閉じる時に手ブンブン振ってくれるのが好きなのですが、下手一番端にいた金髪の男役さんが腕伸ばしてブンブン振っていて可愛かったです🥰

(どなたか分からなかった🥺)

ぜひ見て見てください。





私が見に行った日は再開して最初のノーマル公演だったんです。

そのため終わった後まさかの挨拶がありました。幕があがってすぐ拍手でいっぱいになりました。

知らずに席を立った人が慌てて戻ってる姿にまこっちゃんやや笑ってるように見えました。

体調管理に気をつけてこれからの公演にも臨む(意訳)と仰っていました。

再開本当に嬉しく思いましたし、今後も公演が無事続くことを願ってます。

この日はカメラも入ってました。






今回は星組「1789」の感想を書いていきました。
残りの公演、そして東京公演も無事走り抜けられることを願ってます。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
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それでは、また👋



たまみ