タモキシフェンをやめて最初の数日は気分が落ち込み、孤独で途方に暮れていました。薬の影響も残っており、疲れやすく寝不足でした。

 

この嫌な気分を何とかしようと思い、激痩せした筋肉と体力を回復すべく筋トレをしたり、気分転換に美容室に行ったりしました。

 

充電切れのように疲れ果てましたが、疲労が回復すると少し気分も良くなってきました。がんばれば何とかなりそうな気がしました。

 

ようやく薬の影響が減り、自分ために人生をやり直そうという気持ちでした。

 

ですが、離れて暮らす父から久しぶりに連絡があり、自分の事どころでは無くなりました。

 

知らない人から電話があり、父は両手をやけどして入院しているけれど、本人は何があったか憶えていないということでした。

 

両手をやけどしたのに憶えていない。そんなことがあるでしょうか。父にいったい何があったのか。

 

電話があった日はショックで眠れませんでした。寝不足で朦朧としながらも、すぐに父のもとへ行こうとあれこれネット検索をしました。

 

父が入院している病院のホームページによると、コ〇ナ禍の制限は緩和され面会制限も緩和され、平日の午後3時間の間の15分程度は面会ができるらしいということが分かりました。

 

そして、同じ県内なのに電車で往復4時間以上かかるということ、台風が近づいているので運休になる可能性があるということが分かり・・・それならいつ行くの?と迷いました。

 

父に電話をしましたが、両手を使えない父は電話に出ることができません。留守電にメッセージを残し、面会に行きたいということだけを伝えました。

 

今は台風が去るのを待っています。父に会って状況を確認しなければいけません。役場に相談しようと思います。地域包括なんとか。

 

薬をやめたおかげで、父の為に何ができるか考えることができそうです。ですがまた、私は自分の人生を犠牲にすることになりそうです。

 

今は台風が去るのを待っています。