大学にあるサトザクラの花が散り、桜色の絨毯のようになっていて、綺麗でした。
地震が起こってから、毎日被災地域の大変な状況をテレビ等で見て、心が痛む。
原発事故については、原発周辺地域の方々や、取り残された動物たちのことを考えると、心が痛む。
しかし・・原発事故を、どこか一つのトップの人たちだけに責任を押しつけようとしているような風潮に、とても違和感を感じる。もちろん、いろいろと対応がまずかった点はあると思うし、責任はあると思う。
だけど・・原発を推し進めてきた政治家を選んだのは、国民だ。そして、その政治家たちの影響を受けながら働いてきたのが、原発だ。
私たち国民の多くは、今原発事故が問題になっているから、原発について考えるようになったのであって、これまでは無関心であった。そして、ただただ原発から恩恵を受け続けていた。私も、その一人である。
原発から私たちは、電力だけではなく、雇用や資金など多くの恩恵を受けてきたことを、忘れてはいけない。原発は、安全に動かすための施設や研究に十分な資金を受けられない中、目先の利益を追求し続ける私たち人間のために、ずっと働いてきた。だけど、大事に扱ってもらえなかったから、今怒りを爆発させているのかもしれない。
原発事故を、今、原発に最も近いところにいたトップの人たちだけに責任を押し付けてしまったら、私たち国民は、いつかこの事故を忘れて、また同じような事故が起こってしまうような気がする。私たち国民は、今まで原発や環境問題や科学に対して無関心だったことに気づき、反省しなければならないと思う。
苦しいとき、人を批判せずにはいられないのは、人間の弱さかもしれない。今大変な思いをされている方々は、私がここに記したようなことを、考える余裕はないのだと思う。だけどその他の人たちは、誰かを責める前に、自分の胸に手を当てて考えてみて欲しいと思う。