白柴ポーラとキャンピングカー旅行
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春の信州甲州キャラバンそのニ

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翌朝は6時前に目が覚める。家ではあり得ないことだが、旅先では普通のこと。妻は爆睡してピクリとも動かないが、愛犬のポーラは気配を察知して活動態勢に入っている。が、まずは人間様のトイレと洗面。車に帰ったところでお散歩開始。
建物の裏側にはかなり広い芝生があるが、ワンコは立ち入り禁止。その代わりそこそこ広いドッグランが4面もあるから文句はない。いや、むしろありがたい。ドッグランまで行くとゴマ毛の先客がいたので、とりあえず挨拶だけして隣のエリアに入る。ポーラよりもひと回り大きいがしっぽが巻尾の和犬。聞いたら北海道犬とのこと。え〜、北海道犬て白いんじゃないの〜〜っていう貧弱な思い込みが打ち砕かれた。
洋犬を飼っている人にはケンカにしか見えないであろうガウガウ遊び。今回は柵を挟んでいるから激しくはならず、犬たちには物足りなかったはず。追いかけっこも柵のあっちとこっちで直線ダッシュをひたすら繰り返す。飼い主は笑って見ながら、和犬談義に花を咲かせる。初対面でも通じるものがあれば話は弾んで楽しい時間が過ごせるものだ。

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早朝のドッグラン。一面貸切〜。午後にあの崖の上に行くことに。


ポーラが満足した様子なので車に戻ると、妻も着替えを終えて朝食の下準備中。キャラバン中はリーズナブルで簡単に作れ、バリエーションも出せるホットサンドが朝の定番だ。

朝食を終えて、二人で朝風呂に行くことで合意。有り体に言えば、行き当たりバッタリで行動しているわけだ。行き先は信州の鎌倉と呼ばれている別所温泉。自分にとっては三十年振り、妻は初めて行く温泉だ。
さして広くないエリアに共同浴場が点在し、古刹もあって、ワンコと一緒にそぞろ歩くにはちょうどいい温泉地と言える。
まずは当初の目的の温泉に大湯を選ぶ。湯屋造りで雰囲気がよく、少し離れているものの無料駐車場が利用できる。
硫黄の匂いがほのかに香る湯が満ちる浴槽は五、六人も入ればくつろぐのが難しいサイズだが、幸い空いていたのでゆったり入れた。露天風呂もあるが、狭い上に道を挟んだ反対側にある旅館から丸見えで落ち着かない。せっかくの硫黄臭もないからあまり魅力がないな。
150円の入浴料なので、石鹸やシャンプーはない。近代的な便利さを求めるなら、駅の近くのあいそめの湯がいいだろう。行ってはいないが間違いなく今風で綺麗だ。

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誰もいなかったので撮らせてもらいました。

別所温泉に来たら外せないのが古刹巡り。日本に唯一残る国宝の八角三重塔を持つ安楽寺では、本堂で参詣した後に拝観料を払って塔のある山に入って行くのだが、犬が一緒のためのためらっていたら、一緒にいいですよと声をかけてくれた。こういう一言がとても嬉しい。犬を立ち入り禁止にしてる寺社も少なくないので尚更だ。

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安楽寺の国宝、八角三重塔


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北向観音の参道は、階段こそないが伊香保の石段の温泉街の雰囲気。悪くないぞ。

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常楽寺はとても落ち着いた佇まい。木々の手入れが行き届いていて清々しい。

その後北向観音、常楽寺にお参りして御朱印をいただく。常楽寺では入山料を入れるポストのようなものがあるのだが、これを無視して入る人がいる。罪を作る何て何のためのお寺詣りなのだろう。


そうこうしているうちにお昼どき。目をつけていたのは別所温泉駅前のいけだや。こちらに向かう途中でクルミおはぎの看板を見ていたからだ。行ってみると小洒落たイタリアンレストランが併設されたお店で、クルミおはぎの他に惣菜やフルーツ、調理パンなどが売られている。そこで閃いたのが、昨夜、道の駅から見上げた絶壁の上にある千曲公園でのピクニックランチ。肉厚のハンバーガーとクルミおはぎ、オレンジを買って公園を目指す。


千曲公園へのアプローチは、はっきり言って運転に自信がない人にはキツイと思う。急勾配で道幅が狭く、カーブも多い。そして最後には未舗装の凸凹道を走ることになる。

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千曲公園へのアプローチ。対向車が来ませんように…。


ただし行ってしまうとそこからの眺めは最高だ。眼下に塩田平、上田の町が広がり、千曲川の穏やかに流れがうねる。崖下には昨晩泊まった道の駅があり、ドッグランで遊ぶ犬の鳴き声が聞こえてくる。ちょうど桜も満開で、シートを広げている三世代の家族連れがお花見をしていた。我々は見晴らしのいい場所にあるベンチに陣取り、買ってきたハンバーガーを食す。爽快なり。運転に自信があって高所恐怖症の人でなければ、オススメのスポットだ。

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桜満開! 千曲川を見下ろす絶景の公園。

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ボリュームがある手作り感満点のハンバーガー💯

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眼下に見えるのが、夕べ泊まって今朝遊んだ道の駅。

今晩は格安宿泊予約サイトで二食付き二人で8,000円という北軽井沢のペンションに泊まる。つまりここから西や南に向かう選択肢はない。かといって国道18号を軽井沢に向かうのも芸がない。そこで学生の頃にスキー場脇にテントを張って凍えながら夜を過ごした思い出がある湯の丸高原を抜けて嬬恋村に至るルートを行くことにした。途中というか、ちょっとルートの先には雷電くるみの里という道の駅もあり、クルミ好きとしては素通りする訳にはいかない。
この辺りは日本一のクルミの産地ということで、様々なクルミアレンジのお土産が並び、購買意欲をそそるのだが、お財布を握っているのは…という訳で、妻が買ったのは生クルミ。GOOD choice‼︎ 
お店には入れないポーラ連れなので、どちらかが店内に入って、どちらかは外でお散歩するのがお約束。自分がお散歩係の時に、屋外で木工クラフトのお店をやっているお母さんに声をかけられる。商品を勧められたのではなく、ポーラを褒めてくれたのだ。長野では白柴はあまり見かけないらしく、よく声をかけられたが、ここのお母さんは熱烈だった。話してみると18年も柴と暮らしていたかららしい。柴を見ると黙っていられない柴好きのその気持ち、わかるなあ。
江戸時代に天下無双を誇った雷電関を象った雷電焼きの誘惑に負けて粒あんとカスタードあん、それぞれひとつ購入。雷電関の頭とお腹にクルミの粒が入っていてアクセントになっており美味。気に入った。
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頭とお腹にクルミが仕込まれた雷電焼き。小倉とカスタード、どちらも美味だったが、有り体に言ったら皮の薄めの今川焼きだよね。


道の駅を後に、少し戻る感じで走って右折すると湯の丸高原へと続く道になる。ここで少々のトラブルが発生。助手席の妻がスマホでサッカー中継を観だしたのだ。湯の丸高原への道は、カーブ毎に石仏が置いてあり、それを見ながら走ると楽しい。そのことは言ってあったのにスマホでサッカー⁈  自分自身も楽しみにしていたルートだが、上り坂でカーブも多くエンジンへの負担も大きい。サッカー見るなら国道18号がいいだろう。だがそんな道、自分はつまらないから運転したくない。という訳で、Uターンして車を停め、国道まで戻って運転交代。後部に移動してポーラと寛ぐ。もちろん運転する妻はサッカーも見れないが、そんなこと知ったこっちゃない。軽井沢までは一本道、迷うことも無いはずだ。

つまらない時間を過ごし、鬼押出し経由でペンションに到着。犬連れOKを謳っているのにお客さんの犬とは馴染めない看板犬がいるらしい。客は我々だけのようだが、近所には駐車場がいっぱいのペンションもある。車中泊に慣れた自分たちには不満のないもてなしだったが、プラスアルファの何かは無く、泊まることを楽しみたい向きには物足りないだろう。

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豚しゃぶの夕食。美味しかったけど、6時スタートは早すぎですよ〜。外、明るいです。


夜、散歩でたときに流れ星をふたつも見た。久しぶりだったから嬉しかったなぁ。

春の信州甲州キャラバンそのイチ

金曜日、翌週の治療のための前検診で有給休暇。比較的早くに終わったので、同じく会社を休んでいた妻と愛犬と共に桜見物のため信州に出発。

最初の目的地小諸の懐古園に着いたのは午後5時過ぎ。『草笛』でクルミおはぎが食べたかったのだがお店はもう閉まっていた(ToT)

懐古園では夜の10時までライトアップ中!とのポスターがあちらこちらに貼られているのだが、思いの外、人が少ない。駐車場には観光バスが1台止まっていた他に、一般車両は3台ほどしか見当たらない。なぜか?そう、桜はまだ蕾が固く、花見には早過ぎたのだ。人気のまばらな懐古園、小諸城址を散策し、縄張りを引いた山本勘助の偉業に感嘆。


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懐古園には陽が沈む前に着けた。


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小諸城大手門はなかなかの迫力。
それにしても小諸駅の周辺はなぜこれほどまでに居酒屋やスナックなどが多いのだろう?


気を取り直して、小諸より標高が低い上田を目指す。懐古園で地元の人に聞いたところ、上田城の桜が見頃を迎えているらしく、期待が高まる。途中、湯の丸SAに寄ったら、ここで食べ逃したクルミおはぎを発見。ラッキー🤞
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上田城に着くと、小諸城址と打って変わって人、人、人の波。8時頃の到着だったので、ピークは過ぎていたものの、愛犬を連れて行ってもいいものかと迷うくらいの人出だ。結局はリードを短く持って一緒に場内へ。桜百選に入っているというだけに、お堀端の桜といい、大手門脇の桜といい、お見事‼︎ 小諸でのガッカリを補ってお釣りがきた。
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時間は既に10時。このエリアだと日帰り利用できる温泉は諦めるしかない時間だ。では今夜はどこに泊まろうか。我が家の場合、キャンピングカーではあってもキャンプ場で泊まることはまだしていない。キャンプを楽しむ時間的な余裕はなく、貪欲に色々な場所を訪れるための宿泊手段なのだ。
なので泊まる場所は安全でトイレがある道の駅が中心となる。場所探しはもっぱら妻の役割。今回探し当てたのは、道の駅 上田道と川の駅夜明けと共に使える無料のドッグランがあることがあることが決めてだ。
隣には恐ろしいほど断崖絶壁が聳え、頂上にいくつもの明かりが灯っていた。不思議な光景だがそれが何かを確かめるすべはなく、就寝。もうFFヒーターを使わなくて済むほど暖かく、快眠できた。

三崎港の朝市(後編)

午前4時。寒さで鼻が冷たくなって目が覚める。寝る前は温泉効果か寒さを感じなかったのでFFヒーターも入れずに就寝したのだった。目覚めついでにトイレに行く。家内の言うことを聞いて置いて良かったぞ。
朝市は5時からとなっているが、この時間で既に行列ができている!狙いはマグロなんだろうなと予想はつくが、並ばないとダメかなぁと懐疑的な自分。とにかく並ぶのが嫌いなんだよね。
朝市の店はどこも開店準備で忙しそう。一旦アスリートに戻ると、ポーラが力一杯外に出たいアピールをしてくる。妻も娘もまだ起きる気配は無いので、周辺をフラッと散歩させた。クルマから3台ほど離れた場所で突然軽自動車からけたたましい犬の鳴き声が。留守番をさせられてる小型犬が二匹、ポーラに向かって吠えている。吠えてしまう犬を待たせるなら、外が見えないようにしとかないと。周りに迷惑ですよ〜。ポーラは吠え返すこともなく悠然と歩いている。エライ!
そんなポーラはまだまだ歩きたそうだったが、こっちの身体が冷えきって早々にクルマに戻る。中の二人は朝市行きの支度を終えていた。朝市は犬の同伴はNGなので、早めの朝食を食べながら待ってもらうことにしていざ出陣。
さっきよりも行列は長くなってるが、もう商売は始まっているようだ。少しずつ行列は動いている。ナマのマグロ、冷凍の冊トロ、中トロ、赤身のセット、カマ、ブツ、ネギトロ…安いのかどうか、もはやわからない。手に入れたいものを決めていかないとアレもコレもと欲しくなって大変なことになる。野菜や手作りベーコンなどもたんまり買ってクルマに積み込み、ポーラを連れ出してマグロトロ皮モツ煮とオヤジメシとやらを買って朝食とする。海鮮丼とかもあったけど、身体が温まり正解。
空が明るくなってきた頃、朝市をあとに城ヶ崎に。公園に立ち寄って日の出を拝む。寒いけど気持ちいい。広い芝生もあってポーラも大喜びだ。
その後は所用があって鎌倉の実家に向かう。三浦半島の台地から望む富士山🗻の眺めが良かったのは、妻のナビを信じて道を誤ったおかげ。急がない旅だからおおらかな気持ちになれる。

所用を済ませた帰り道、国道134号から柳島の交差点を右折し、新湘南バイパスには入らずに圏央道の寒川南ICに向かうと、湘南名物 茅ヶ崎メンチの看板を掲げるレストランなんどき牧場を発見。テイクアウトもできるとのことなので、夕飯用に購入。自宅にから食したが、コレがまた美味かった!お土産用に冷凍もあるが、お店で揚げてもらった方が絶対に美味い。一個300円ほどとちょっと高いが、オススメできるイッピンだ。
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