20022/03/30 2022札幌医科大学数学,例年よりも解きやすいセットでした。

       考え込むような難度ではなく,計算力で完答が狙えるセットです。

       第3問は経験していれば容易といえるものです。

 

2022/10/31 文章の一部を修正しました.式を訂正しました.

       (1)(やや易)(2)(標準)(3)(標準)です.

 

2024/07/07 解答に必要な基礎事項を補足しました.

 

 

 

 赤玉を取り出す確率3/10,白玉を取り出す確率7/10です。

 

(1) n-1回目までに,赤玉2回,白玉n-3回出て,n回目に赤玉が出れば

 よいので,

 

 

 

(2) R(赤玉),W(白玉)で表すと,

    ①RW②RW③R

 の①~④にn-5個の白玉を配置する場合の数は,

 

 n-5個の〇と,3個の|の並び方に等しいので,

 

      

 

 したがって,求める確率は,

 

 

 

 

(3) (2)はn回目に赤玉がでなくてもよい場合です.

 

  n-1回目に白玉,n回目に赤玉が出て,

 

    1~n-2回目 に 白玉がn-4回,赤玉が2回連続せずに出る

 

 確率は,

 

    n-4 個の白玉の両端と間の n-3 箇所から赤玉が入る2か所を選ぶ場合の数

 

 を用いて,

 

            

 

 となります。

 

  したがって,求める条件付き確率は,(1)の確率で割って,

 

             

 

 

*) 実際に解いたあとは、n=5のときの検算をしておくことを

  忘れずに。時間が許せば、ですけど.

 

*)解答に必要な基礎事項