2021/10/22 典型的な確率漸化式と極限の問題ですが,(4)では,計算結果が正しくても

      不安になるような数値がでます。

 

2022/10/17 文章の一部を修正しました.

      (1)(易)(2)(やや易)(3)(やや易)(4)(標準)です.

 

2024/07/17 解答に必要な基礎事項を補足しました.

 

 

 

(1) 1回目  2回目

 

    1g   1g または 3g

    2g   2g または 3g

 

 と選べばよいので,

 

      

 

(2) n回目に左右の皿に載っている重さの差が1gのときの確率をp1(n)

 その差が2gのときの確率をp2(n)とすると,

 

           

           

   ここで,

              

   よって,

        

 

(3) また,n≧2で,

        

 

  n=1で,

        

 

(4) 機械的に計算するだけです。

 

          

  ここで,

      

 とおくと,

   

 

  辺々引くと,

  

  

 

       

  0<1-a/2<1 より,

 

       

 

 

 ( *: 後者の不等式は二項定理で第二項までとって,はさみうち

  で示せますが,さらっと書く程度でよいでしょう)

 

 したがって,

          

 ∴

     

 

*) n回目で終わるとき,n点の得点が得られるとすると,Σn(qn)は,得られる

  得点の期待値ということになります。

 

*解答に必要な基礎事項