第2問です。I=127,溶解度の計算はかなり面倒くさい数値です。
問1 ハロゲンの価電子は7個で,最外殻電子殻には,(ア)「3」組の
電子対と,(イ)「1」個の不対電子があります。2個の原子が不対
電子を出し合って(ウ)「(い)単結合」をつくることで二原子分子を
形成し,ハロゲン分子は原子番号が大きいほど(エ)「(く)ファンデル
ワールス力」が多くなるので,融点・沸点が高くなります。
問2 次亜臭素酸はなじみがないですが,塩素と水との反応と同じです。
酸化数は,臭素0 臭化水素-1 次亜臭素酸+1 です。
問3
(1) 溶解度は飽和溶液の濃度で与えられ,水100gは0.10Lなので,
ヨウ化カリウムの物質量は,5.0×10^-3 mol,生成した三ヨウ化物イオンの物質量をx molとすると,(1)式の平衡定数の式は,
よって,
(2) 水溶液中のヨウ素と三ヨウ化物イオンの物質量だけ固体のヨウ素の物質量が減少しているので,
よって,固体のI2は,
問4 ヘキサフルオロケイ酸ができる反応です。
問5
(1) こちらも教科書にある反応式です。
(2) フッ化カルシウム型のイオン結晶格子で,カルシウムイオンが4個,
フッ化物イオンが8個です。
図(a)の上面中央のカルシウムイオンから,下方に棒が4本書かれていますが,上方にも4本出ているので,配位数は8です。
(3) 小立方体(b)の対角線の長さが(a/2)√3で,これが2Rに等しいので,
a=(4R)/√3,つまり,(た)ということになります。
Ⅱです。
αは炭素C,βは窒素N,γは硫黄S,δは塩素Clです。
また,(あ)Mg,(い)Al,(う)Ca,(え)Mn,(お)Feです。
問1 α’は水溶液中で炭酸イオンになるCO2です。
β’はアンモニアNH3
γ’は硫化水素H2S
δ’は塩化水素HCl
問2 a:Fe(2+) 説明6でH2SでFe(3+)黄褐色⇒Fe(2+)淡緑色
b:Mg(2+) 炎色反応がない
c:Zn(2+) 説明4で,塩基性にしてH2Sを通じるとZnS(白色)の沈殿
d:Al(3+) 過剰のNH3でAl(OH)3のまま,過剰のNaOHで沈殿溶解
e:Pb(2+) HClでPbCl2の沈殿を生じる点がAl(3+)と異なる。
f:Ag(+) H2SでAg2S(黒色)沈殿,NH3過剰でAg2O溶解
g:Mn(2+) H2SでMnS(淡赤)沈殿,硫酸酸性過マンガン酸カリウム
水溶液は酸化剤として反応するとマンガンイオンになる。
h:Ca(2+) CO2でCaCO3の沈殿
問3
問4
数値計算がやっかいで,分量も多いです。知っている設問を先に片付けてから,計算問題に当たるというように問題を解く順番を事前に決めておくのがよいでしょう。