早見和真が「イノセント・デイズ」を超える思いで書いたのが「八月の母」である
2017年の「イノセント・デイズ」も衝撃的だったが、こちらの「八月の母」もかなり刺激的な内容だ
愛知県伊予市の団地で起きた事件をもとに書いたものである
テーマが重いので読後も様々な感情は残る、だからこそ考えさせられる
母と娘の関係、負の連鎖、母性とは母親とは何かが本作品の重要なところだろう
実在の事件をもとにしているので、読み進める中で、柔らかく表現はしていても辛くなることもあるはずだ
事件の内容を知らずに読むことを薦める
話は重いが一気に読めるだろう