2020年6月にオンラインで行われた世界経済フォーラムで、グレートリセットが発表された


年に一回開かれる世界の億万長者と有力者が、今後の世界を引っ張る方向性と戦略を話し合うのだ

 

 

オンラインの内容は深刻であった、コロナに気候変動、人口は増え続け、森も水も大気も動物たちも虫の息、化石燃料は枯渇し、増え続ける人口を養うだけの食糧生産が追いつかない、地球は限界なのだ

 

 

食組織をもとに新しい食のシステムの大計画(グレートリセット)が進められていく

 

 

資金協力で顔を並べるのは、マイクロソフトのビルゲイツ、穀物のカーギル、種子のシンジェンタ、畜産のタイソン、科学のバイエルンとユニリーバ、ワクチンのグラクソスミスクライン、流通のアマゾン、テクノロジーはグーグルだ

 

 

ゲイツは、地球の未来のために解決策は人間が肉食を止めることと、AIが制御するデジタル農業だという

 


アメリカオレゴン州では、肉の販売と消費を事実上禁止とし、家畜の人工授精や去勢を性的暴行とみなす法律ができる

 


日本でも菅元総理や岸田総理ともにグレートリセットに協力するとしている

 

 

ゲイツは、先進国は後進国にもっと配慮が必要だ、人工肉を普及させれば、世界が抱える最大の問題、気候変動と食糧不足を一度に解決できると、この分野では様々な投資家も投資をしているので、これから伸びるだろう

 

 

既に全米500カ所の学校で人工肉を使う予定である

 

 

今アメリカ証券取引所では、ビーガンと気候変動対策のためのETFの登録を完了しているのだ

 

 

また培養肉市場もあつい、培養牛肉や培養鶏肉の時代がくる、殺した動物の肉を食べることは過去になるのだ

 

 

2030年には供給するタンパク質が足りなくなるタンパク質危機がくるとされているので、各国政府は代替タンパク質の研究開発スピードを上げている

 

 

日本で参入では、大手食品メーカーだ、日本ハムが培養肉のインテグリカルチャー社と共同開発、日清食品が東京大学と共同開発、ユナイテッドスーパーマーケットがビヨンドミート社と国内独占販売契約を発表(マルエツ、カスミ、マックスバリュ)でビヨンドビーフの販売を開始した

 

 

赤ちゃんは培養母乳で、2021年アメリカバイオミルク社は、世界で初めて乳房の外で細胞を培養した人乳の製法に成功した



この培養母乳の出資には、マイクロソフトのビルゲイツ、アマゾンのジェフベゾス、メタのマークザッカーバーグ、ヴァージングループの創立者リチャードブラウンである

 

 

野菜や家畜の遺伝子操作の先をいった、フードテック生物を遺伝子ごと作り出す人口微生物などにもゲイツらは出資をしている

 

 

ゲイツは貧しい子供たちにもワクチンをと、ワクチンレタスを開発している、コロナワクチンに使用したRNAコロナワクチンをレタスに移植するだけだ、毎日レタスを食べビタミンとワクチンで健康な体を手に入れられる

 

 

テクノロジー主義者はこう主張する、世界はまだまだ養える、人間が神の手になりさえすればと、人間と大地の転換点を迎えているのだ

 

 

近年、超富裕層や投資家が、農地の買い占めを行なっている、農地に群がる投資家が増えているのだ

 


ウクライナは豊かな農地が広がっている、投資家や外資系アグリビジネスをするにはウクライナは宝の山である

 


ウクライナ人は、旧ソビエト体制に慣れているので、あえて雇われ区作人になるという気質もアグリビジネスには好都合なのだ



弊害は、ウクライナは法律で保護され過ぎていたのだ

 


2019年に就任したゼレンスキー、彼は大統領室に入ってすぐ、企業や外国人投資家に対するウクライナの農地売却措置を撤廃した

大規模な反対運動も起き、国民の7割も反対していたが、国のグローバル化を進めるために外国人に土地売買をするのだ

 

 

長くなるのでこれくらいにしておきたいと思う

軽く手に取ったものだが、とても興味深い内容だった

 

日本のことも多く書いており、どう解釈するかは個々によるだろう


おすすめである