大人になった今が勉強するのに最適であり、脳の最盛期は40代後半から50代なのである
脳は8つの「脳番地」に分かれて働いています
この8つの脳番地を理解することで、より効率良く脳を使うことが出来るのです
- 思考系脳番地 思考や判断に関係する、会社で言うところの社長で最終的な決定は、この思考系脳番地がやる
- 理解系脳番地 物事や言葉を理解する、思考系脳番地の右腕で、思考系と相談しながら取捨選択する、脳の情報機関である
- 記憶系脳番地 覚えたり思い出したりする、海馬と一緒にいて、集まった短期記憶から必要なものを長期記憶に移動させる
- 感情系脳番地 感性や社会性に関係する脳番地、思考系、理解系、記憶系と仲が良く、感情系がしっかり働くことで記憶が定着しなすくなる
- 伝達系脳番地 話たり伝えることに関係する、伝達系を活躍させることで記憶系が働き出す、左脳の伝達系は脳の中で一番の働き者
- 運動系脳番地 手足口、体を動かすことに関係する、運動系脳番地がしっかり働くことで、全ての脳番地がパワーアップする
- 視覚系脳番地 目で見た情報を、思考系、理解系、運動系、記憶系に渡す、好きな事や知っている事を優先する
- 聴覚系脳番地 耳で聞こえてきた情報を、思考系、理解系、運動系、記憶系に渡す、好きな事や知っている事を優先する
脳に入ってきた情報をトップ3「思考系、理解系、記憶系」が相談して決め、最終の決断は思考系脳番地がやる、その決定を伝達系脳番地が各脳番地に伝える、状況に応じて冷静さを促したり、昂らせたりして陰でトップ3を操っているのが、感情系脳番地である
情報収集をメインに行なっているのが、運動系脳番地、視覚系脳番地、聴覚系脳番地である
これを脳は繰り返し行なっているのだ
大人脳の記憶力を高めるのは、トップ3「思考系脳番地、理解系脳番地、記憶系脳番地」を使いながら、感情系脳番地とも密に取り合う必要がある、学生時代の詰め込み型はできないのだ
大人脳は学ぶことが大好きで、情報も大好物である、学ぶ事を諦めたり、他人とのコミュニケーションを面倒としていたら、脳は鈍くなるし、仕事以外は何もできない人となってしまうので気を付けよう
大人脳は付箋も線も覚えられない、トップ3を巻き込み記憶するのである
記憶系脳番地の海馬の役割
- 大量の情報を視覚系と聴覚系が送り込んでも、ほぼ海馬が消してしまう
- 大量の短期記憶の中から長期記憶に運ばれるのは、海馬がOKしたものだけ
- 新しい記憶と過去の記憶を照会して、関連のあるものだけを海馬は長期記憶に残してくれる
- 海馬の隣には、感情系脳番地の中枢があるため、喜怒哀楽で記憶力はアップする
- 海馬は命の危機などの重要なことは無条件で長期記憶に送る
ワクワクポジティブの感情に海馬は騙される、これが好き、この作業が好きとポジティブな感情を浴びると海馬からシータ波が出て、サボり癖のある海馬が活発に働き、入ってきた情報を長期記憶に入れてくれるので、苦手な事ほどワクワク感情とセットにすればいい
なるほどと理解系脳番地を働かせながら勉強すると海馬は長期記憶に送ってくれる
繰り返し入ってくる情報は長期記憶に送られるので、覚えたい情報は新しいうちに復習すればいい
海馬は過去の記憶が好きなので、少しでも知っているかもと思わせることが大事、脳と知識の親密度が大切、覚えたい知識と顔馴染みになっておくことだ
この本はたくさんの具体的アドバイスもあり、とても面白く読ませてもらった、Amazonでも人気があるのわかる
30代40代50代の方で、勉強をしているけど捗らない人は、大人脳のシステムを理解することで、格段と能力が上がるのではないだろうか
何かを学んでいる人にも読んでもらいたい一冊である