賛否両論ある作品で、万人ウケするかは微妙だが、個人的には楽しめた
内容は、校閲の仕事をする、内気で大人しく控えめな女性、入江冬子の恋とちょっとした人間関係の話だ
人物に感情移入するとか、そういう風に読まず、詩とか文学として捉えれば、綺麗に描かれてて楽しく読める
言葉の美しさなどは、小川洋子さんをイメージしても良い
感情移入するところと、しないところを分けて読むといいだろう
聖が放つスピリチュアルの描写などは、おもしろおかしく表現されている、彼女の辛辣な表現は、スッキリしてて気持ちが良いのだ、冬子に関しては、彼女の世界観を見る感じだ
この作品は、リアルと非リアルが同居してるのだろう
小説の読み過ぎで、感情にやや疲れが出てる人におすすめである