灘中の入試問題にも使われた、安田夏菜の最新作である
中学校を舞台に、外国にルーツを持つ(ハーフ)藤堂ミハイルと山口アビゲイル葉奈の話である
二人が所属する科学部と蟲、マイノリティーや多様性をテーマにした作品である
孤独だとか、いじめだとか、自分を貫く、みたいな事柄が優しく強く描かれています
昆虫や植物の知識もざっくりと盛り込まれており、それにリンクするように我々人間も俯瞰して見ているようなとても面白い話です
小中学生には是非読んでいただきたいです
大人が読んでも知識として良いと思います