翌朝


ベッドから床に足をおろした瞬間


鈍痛が指先に走る。





「いかん、4時間前の失敗がかなり傷を深くしたようだ。」




とりあえず鎮痛剤でごまかし会社へ行く。





どうしてもはずせない仕事のアポが12時に入っている。








午後1時半、会社から健康診断等で診察券のある総合病院へ向かう。






お盆の時期でもあり当然初診扱いとなるので診断すら拒否される可能性99%である。






まず初診受付に向かう。





メタボ  「皮膚科の初診をお願いします。」




事務員 「皮膚科は今日は休診です。」




メタボ  「じゃあ整形外科でお願いします。」




事務員 「午後の整形は予約診療なので空きはありません。」




メタボ  「痛くてどうしようもできないんです。」




事務員 「そう言われましても・・・」




この病院の事務員は銀行からの派遣であることをメタボは知っていた。


ごねればなんとかなる。




メタボ 「診てくれんのだったら救急車呼んでくれ!」





声を荒げるメタボと事務員の会話に会計を待つ患者さんの注目が集まる。





事務員 「ちょっと待って下さい。」






待つこと10分。




ボスキャラ登場。



いかにも気が強そうな看護師である。





ボス  「塩之谷先生の予約は2か月待ちなんです。


     それを今日いきなり来られても無理です。


     今日は予約をとってお帰り下さい。」






メタボ  「おぃおぃ、今痛くて来とるんやぞ、予約なんぞとっとれんわ。」


      「それに別にその先生やなくても食い込んどる爪切ってくれる


      先生なら何科の先生でもええんや。」





ボス   「そう言われましても巻き爪は塩之谷先生の専門なので・・・」






メタボ  「キャンセル待ちとかできんのか?」




ボス   「お待ち頂いてもいいのですが予約がぎっしりなので


      3時間、4時間待つことになりますがよろしいですか?」





メタボ  「待つ!」





粘り勝ちである。






ボスの言葉通り4時間後診察室に呼ばれた時


待合室のテレビでは大垣日大の反撃が始まろうとしていた。

















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