いつまでも


      鳴り止まぬ風鈴

            (すず)


             震える手








今朝、出勤途中古い商店街を通った時


歳はもう80才を過ぎているであろうと思われる


おじいさんが棒を使って風鈴の束を店先に


吊るそうとしていた。





その手は小刻みに震え


なかなか吊るせずにいて


風鈴の音が鳴り止むことはなかった。






               歌人  メタボ