メタボ、ふと先日なくした財布の中に


とあるネット銀行のカードが入っていたのではと


心配になった。




捜してみるが見当たらない。


とりあえず銀行に電話して


カードの使用を停止してもらう。



その作業の途中、銀行預金の金利が


気になった。




今は夏のボーナスシーズンである。



メタボ家には新築の為の浮遊貯金が


多少ある。




つい2月ぐらいに満期をむかえた定期預金。


その時は金利優遇定期がなく


年0.3%の大口定期にしたはずだ。




ネットで調べてみると年1.1%の定期がある。



早速銀行に口座を作りに行く。




なんという行動力、仕事はほったらかしでいいのか・・・




30分ほどで新規口座はできた。


あとは今預けてある銀行を解約して


振り込むだけである。



すると新しい口座を作った銀行の窓口係さんが


紹介カードなるものをくれた。




説明を聞くと紹介された人が1000万の定期預金を


すると紹介者、された人ともに5000円もらえるらしい。




すぐさま嫁に連絡。



嫁も会社を抜け出し口座開設。


夫婦揃って仕事放棄である。




嫁の新規口座ができたところで


今の定期を解約に銀行へ。



メタボ    「この定期解約してください。」


女性行員  「途中解約になりますが。」


メタボ    「かまいません。」


女性行員  「お金はどうなさいますか?」


メタボ    「振り込んでください。」




振込み用紙に今作ったばかりの口座番号と


嫁さんの名前を書き込む。




銀行にとってボーナスシーズンは預金獲得の


時期であって大型の解約は痛手である。




上司に耳打ちされた女性行員が


帰り支度をしているメタボのもとにやってきた。



女性行員  「身内の方への振込みのようですが、


        差し支えなければどのような理由の解約でしょうか?」



大きなお世話である。


視線を落とし、思いっきり暗い声で答えてやった。



メタボ   「慰謝料です。」




女性行員に言葉はなかった。