「このボケ老人がぁ!」
嫁の声が虚しく響く。
「何度同じ事言っとるんじゃ!」
楽しく休日の会話を楽しもうとした旦那に
よほど不満があるとみえる。
「同じ話繰り返さんようにメモでもとっとかないかんな。」
喧嘩にならないように軽く受け流すメタボ。
「おぃ、メモなんぞ書くなよ。
洗濯もんの中から粉々になった紙くず取り除く
こっちの身になってみぃ。」
よくある光景だ。
洗濯物が紙くずまみれになり、半狂乱状態で
紙くずと格闘する嫁の姿。
この場は穏やかな会話で場を和ませるに限る。
3連休の初め、娘の大正琴の出席が
娘を含めて2人だけだった話をしかける。
「このボケ老人がぁ!」
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