3日ほど前の夜、


珍しく早く帰宅したメタボは、「歩いてくる。」


という一言を残したまま、忽然と姿を消した。



12時過ぎても帰宅もせず、


携帯も2コールぐらいで切れてしまう事態に


嫁はメタボの実家やら町内の知り合い


果ては消防団にまで捜索の手を延ばした。




メタボの家は名古屋駅の近くである。


ちょっとあるけば15分ほどで駅前だ。




メタボの財布の中には、いつでも暇がつぶせるように


映画の前売り券が2、3枚入っている。




メタボが嫁からよく言われることの一つに


「あんた、いっつも連絡なしでどっか行くけど


ごはんの用意とかもあるんだで、ちゃんと連絡入れてよ。」


がある。



駄菓子菓子



この日はもう晩ごはんも終わっていた。



「まあ、ええっか。」



メタボの人生訓である。 「まあ、ええっか。」



「100分ぐらいの映画なんで、そんなに遅くならんだろ。まあ、ええっか。」


である。




映画を観て、家まであと1000mぐらいの位置で


メタボスカイウォーカーは帝国軍の襲撃にあった。


(観た映画はクローンウォーズ)



不意の襲撃にあったメタボスカイウォーカーは


フォースの力を出し切ることなく


辺境の地「まんが喫茶オレンジジュース」へと幽閉された。




辺境の地はすこぶる通信状態が悪い。


嫁ヨーダからの連絡も途切れがちである。




午後8時に旅立ったメタボスカイウォーカーが


辺境の地を脱出したのが午前1時。



通信機には100件を越す着信の跡。







朝までヨーダの説教が続いた。