今日は土用の丑の日である。
土用丑といえば鰻。
昼ごはんに鰻屋でひつまぶしを食べていた。
携帯が鳴る。
同業他社の常務からである。
時は昨日の携帯での会話にさかのぼる。
常務 「ちょっと仕事のことで話があるんだけど・・・」
メタボ「今、出張で東京なんですよ。明日なら何時でもOKですよ。」
常務 「じゃあ久しぶりに昼飯でもおごるよ、昼にこっち来てくれるか。」
メタボ「わかりました。」
携帯にでるメタボ。
メタボ「常務、あと15分待ってもらえますか?すぐ仕事かたづけますから。」
老化のせいかメタボはすっかり忘れていた。
不幸中の幸いか、鰻屋はその会社の目と鼻の先。
10分でひつまぶしを完食し、2分で会社に到着。
メタボ「約束の時間に遅れて申し訳ありません。」
常務 「いいよ、今日は土用の丑の日だから鰻でいいよね。」
メタボ「いいですよ。」
当然のように向かったのは目と鼻の先の鰻屋である。
鰻屋は混んでいたが数分前、
鬼の形相でひつまぶしをかたづけていた
サラリーマンが座っていた席が空いていた。
自分の目を疑う、鰻屋の店員。
デジャブのようにひつまぶしを注文するメタボ。
土用の丑は神秘の世界に包まれた。