メタボには考えがあった。
嫁と最初の出会いから10年もたっている。
腹を立てた時のマニュアルは頭に入っている。
実家へ向かう車の中
メタボ「夏休みだし映画でも観んか。」
嫁 「何があるの?」
メタボは仕事の関係で色々と映画の前売り券を持っている。
メタボ「ポニョだろ、花団だろ、・・・」
いかにも嫁さん好みの映画のタイトルを並べるメタボ。
計画的である。
嫁 「ポニョ今日からだっけ、混んでないかな?」
乗ってきた。
メタボ「津島のシネコンだったらすいてるよ。田舎だもん。」
中部地方在住の人には判ると思うが津島市は田舎である。
嫁さんの実家を通り過ぎて15分ぐらいの場所にシネコンはある。
シネコンに着いてメタボはチケットを指定席に変える。
『劇場版ポケットモンスター ギラティナと氷空の花束シェイミ』
嫁 「ポニョやないやんけ!」
娘 「わーぃ、わーぃ」
メタボ「ちょっと時間が合わんかったで、まずこれ観るぞ。」
ポケモン映画である。
いかにも強そうなギラティナとディアルガが戦っている。
その戦いに参戦したポケモン
無呼吸ポケモン メタボ である。
メタボのイビキ破壊光線により周りの空気は一変する。
「グガァー、ゴオォォォーーー」
娘 「パパ、起きて、起きてよぉーーー」
メタボ「グガァー、ゴオォォォーーー」
娘 「みんなこっちを見てるよぉ!起きてよぉ。」
メタボ「グガァー、ゴオォォォーーー」
結局最強ポケモンバトルはディアルガでもギラティナでもピカチューでもなく
無呼吸ポケモンの勝利に終わった。
嫁 「お前とは2度と映画には来ん!」