朝、娘が寝ているメタボのもとへとやってきた。
「パパ、ロボット見てくれた。」
どうやら娘にとって『寿司ロボットうさぎちゃん』が自信作であるらしい。
「なかなかいい出来栄えだ。」
ほめてやるメタボ。
娘が部屋から出て行くと同時にまた睡魔に襲われメタボは寝てしまった。
娘 「ゴミ箱にすてる!」
嫁 「なんで捨てるの、おとうさんに見てもらえばいいでしょ!」
娘 「いやだ、早くすててよ!」
起きて台所に向かうメタボは半泣きで母親に抗議する娘の声を聞いた。
娘が捨てたがっていたのは、もえこちゃんが書いた寿司ロボットの予約券だった。
寿司ロボットはクラスでも評判がよかったらしく
回りの生徒が集まってきて娘に予約を入れていたらしい。
それで娘が予約券を作ることになった。
しかし、そのもえこちゃんの予約券は娘が書いたものとは少し違っていた。
まず予約の時間がない。
カウンターかボックス席かの表示もない。
書かれているのは『大トロあぶり(わさび入り)』という文字と
いかにも脂ののった大トロの絵である。
※本来ブログであれば『寿司ロボットうさぎちゃん』と大トロあぶりの予約券の
写真をアップさせたいところではあるが
メタボのブログに対するこだわり(文章を読んでいただく。倍文字、色文字、写真は使わない。)
により何もなしです。
娘はどうやら父親に「大トロあぶり」の予約券を見せることによって
メタボが傷つくことを懸念してるようだ。
嫁は逆に「大トロあぶり」の予約券を見せることにより
高級寿司屋に連れてってもらうことを期待しているようだ。
メタボ 「ほー、よう書けとるな。トロの刺しの部分も書いとる。」
娘 「でも、もえこちゃんのお母さん新聞配達してるんだよ。」
嫁 「してないよ、新聞販売店だよ。木俣新聞店!」
娘の貧富の基準は母親が働いているかどうかである。
けなげな娘はメタボにもえこちゃんの家もメタボ家と同じ貧乏ということを言いたいらしい。
メタボ家は極貧ということではないのだが、
娘のわがままに対して嫁がよく使う手段
「うちは貧乏だから買ってあげれないんだよ。」作戦により
貧乏という言葉が脳裏に刷りこまれているようだ。
極貧娘の子供心: もえこ家では高級寿司店に行っている
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メタボ家は回転寿司
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大トロにぎりの予約券を見るメタボ
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無理をして大トロにぎりを家族に食べさそうとするメタボ
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銀行強盗をはたらくメタボ
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警察に捕まり牢獄に入れられるメタボ
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父親がいなくなり悲しみにふける極貧娘
おそらく娘の頭の中はこんなもんだろう。
余分なことに気をまわしすぎて、ひとりで泣いていることが多い娘。
理由を聞くと「なーんだ」ということばかりなのだが本人にとっては深刻なようだ。
メタボ 「もう泣くなよ。」
娘 「だってお母さんが・・お母さんが・・」
メタボ 「お母さんが何言っても気にするな。うちは回転寿司で十分だ。」
娘に優しいメタボである。
昨日の昼、高級寿司店で大トロ食べたことは、永遠の秘密です。