引き続いて

PTA活動についての話です。

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※前の記事はこちら

1.PTAのこと<負担の公平性>

2.PTAのこと<組織の透明性>

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PTAで

同じ人たちが毎年立候補をして

同じ役職を何年もやっている。

 

できる人が

積極的に引き受けてくれるのは

とてもありがたいことです。

 

けどやっぱり

メリット・デメリットがあるとのこと。

 

メリットとしては

仕事を熟知した人がいれば

引継ぎの手間が省けます。

 

また

誘い合わせるなどして

立候補がある程度あれば

役員の頭数をそろえるのも

少しは楽になるのかも。

 

ですが

同じメンバーで

組織ががっちり固まっていると

新しい人が入りづらい

というデメリットもあります。

 

暗黙のうちの了解で

お身内の人(苦笑)しか

その係を希望できない雰囲気が

できてしまうこともあるでしょう。

 

そこで何より難しいのが

方針の転換なのだそうです。

 

働くお母さんの増加

児童数の増減

先生方をとりまく状況の変化など

様々なことに

柔軟に対応していかないと

PTA活動もまわりません。

 

担い手がいなければ

たくさんの行事はこなせません。

 

平日に仕事を休んででも

親睦会に参加したいという人は

そう多くはありません。

 

盛大な謝恩会、二次会……。

感謝の伝え方って

もっといろいろあるはずです。

 

地域性といいましょうか

保護者みんなで

ワッショイワッショイできる

土壌がある地域でなきゃ

あれもこれもはできません。

 

使える予算も限られています。

 

すると

簡素化の必要が生じます。

 

でもそこで

新しいやり方に反発するのが

古株さんたちだと……。

 

自分たちのやり方に

愛着やプライドがある。

だから固執してしまう。

そういったところでしょうか。

 

中には

守るべき伝統も

あるかもしれません。

でもきっと

すべてではないですよね。

 

PTAの活動は

状況の変化に応じて

よりよいカタチに

刷新されていかないと。

 

行事が減っていくのは

淋しいことかもしれないけれど

家庭や仕事を犠牲にしてまで

やることではないはずです。

 

今は子どもも少ないし

平日に動ける大人も少ないです。

 

なのに

身の丈に合わないことを

やろうとすれば

誰かが無理をすることになる。

 

それは

あってはいけないことだと

思うんです。

 

でも

価値観はいろいろです。

だから難しい。

 

先生方の中にも

「気持ちは嬉しいけど

盛大な謝恩会は負担です……」

というかたもおられれば

「そういうの大好き!楽しみ!」

というかたもおられるそうで(^^;

 

保育園や幼稚園でも

同じような状況はあって

過渡期には

保守派改革派で揉めたと

聞いたことがありました。

 

息子の学校も含めて

近隣の学校でもみんな

組織のスリム化と

行事の簡素化が進んでいます。

 

無くしちゃいけない活動も

もちろんあります。

だからこそ

大事な活動を

守り維持するためにも

削れるものは削らないと

 

それは自然な流れだし

どうしたって

必要なことなのだと思います。

 

ところで。

 

以前にメディアでも

取りあげられていましたが

そもそもPTAの加入って――

 

「任意」なんですよね……(汗)

 

(つづきます)

※たぶん次で最後です。