メカボ割れちゃってたのは完全なるイレギュラーでしたが気を取り直してプチ流速仕様を作ります。


部品構成は

メカボケース : G&G(新品)

ピストン : ZC Leopardの黒いの

ピストンヘッド : BATONのステンレス

シリンダー : 謎の加速シリンダー

シリンダーヘッド : SLONGのピンクの奴

スプリング : BATONの90

ギア : SHSの1:18(セクカ1枚)+HCベベル

モーター : chihaiの150


解体した流速仕様や手持ち部品から移植・流用する物が多いです、メカボケースは新品ながら以前買った奴だし、今回メカボ周りで買い足したのは謎の加速シリンダーぐらいでしたウインク


ちなみにピストンとヘッド合計での重量は、内部の錘無し・Oリングを取り除きつつ脱脂した状態で38グラム。







先ずメカボとピストンのクリアランスを確認。

今回の組み合わせは調整不要。


同じZC Leopard製でも赤ピストンの方は調整しないとキツかったですが、このピストンでは少し緩いかなー程度なのでそのまま。


好みの問題も有りますが、キツい組み合わせを調整して行ってガタも抵抗も無くスルスル動くぐらいが本当は良いです。


メカボ側のレールはセンターの山の角を落とした程度で研磨は無し。


研磨しても手間に見合う程の効果が感じられないのと面倒くさいから磨かないってのもちょっとあります真顔





次にメタル軸受を接着。

嫌気性接着剤にて。


ガチ流速を作り始めた時に使用したG&Gのメカボ(今はスタンダード仕様で稼働中)も軸受穴あたりに修正が必要でしたが、購入した時期も近く同じロットだったのか今回も修正しないと軸受が曲がってしまい軸線が出ないゲロー


座面に数ヶ所あったスパッタの様な乗り方のバリ修正と、内径の軽微な修正を行なって対処。


ここシッカリやらないとギアの回転に抵抗が発生したり軸受が外れてしまいそうな予感。




軸受が固まったんで先にAOEを確認・調整。

判りにくいけど右が調整後。


写真だと凄く判りにくいんですが、シリンダー後端から突出してるピストンの量で実際に調整作業をしてるのが解ると思います。

耐衝撃タイプの瞬着を使用。


今回はワッシャー形状に切り出されたハネナイトの1mm厚×2をシリンダーヘッドに貼り付けて調整、重量ピストンによる衝撃を緩和する効果も期待。






そしたら使うグリップを持って来て、ベベル基準でシム調整。ベベル外縁よりピニオンが少し入った位置を基準にして調整します、HCベベルではこの位置が好印象(※個人の感想です。効果には個人差がありますw)。

毎度の奴です。


偶には調整後のクリアランスの測定値でも書いてみましょうかね、参考になるかは別として。


ピニオン・ベベル間 : 0.11mm

ベベルギア : 0.13mm

スパーギア : 0.11mm

セクターギア : 0.09mm


シムは各社の電動ガン用なので0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.5mmしか使ってないですが、ノギス測定レベルながら誤差を利用して調整してみたり。RC用だと厚みの差がもっと細かいのとか外径の小さいのとか有るみたいですが、現状では困ってないです。


シム調整はどのギアを基準にしてスタートするかとか、何mmが最適なのか等諸説ありますが、私の場合はベベル基準で全てにおいて0.1mmを目安にして良い感じに収まる印象です(※個人の感想です以下略)。





今回は前方配線で行くので、流速仕様に使ってたT238の配線を(ちょっと無理しますが)基本的に残し、プラス側だけジュンフロン1.25sq線引き直してセット。

引き直さず曲げて対処。


はんだ作業で誤って基盤の石を焼いてしまうのを避ける為ですな、これまた面倒だから全交換しなかったってのも理由の一つですけどw


ヒューズやカプラーは後として、配線が終わったら各種グリスを使い分けて塗布。


あとは閉じるだけ!


ぶっちゃけ、色々なグリスを使い分けずにマルイの赤・青だけを使い分けながら確実に塗布しておけば今回の仕様程度なら全く問題は無さそうですが、買ってしまった数種類のグリスが大量に残ってるから使ってる、って話は内緒ですチーン






さて、レシーバーにメカボを納めたら端子やカプラーなんかを取り付けて、撃てる状態にして先ずは初速を確認。


ここからですな、プチ流速作りは。


バトンの90スプリングは仲間のMP5や以前組んだパト改でも使ってましたが、今回は1枚セクカ済&ピストン内の錘による嵩上げが無いのをベアリング付きガイドによる嵩上げで補っておきました。


先ずはマルイ純正227mmバレルで測定。

全然物足りない・・・


ゼロホップ 81.6 m/sからホップを強めて行って最大初速が84.7m/sでした・・・プチ流速っぽい特性は確認出来たけど初速も流速っぽい特性も物足りない。





この原因として考えられるのは、


①セクカ1枚が地味に効いてピストンの助走距離が足りず、ピストンスピードが出ない


②単純にスプリングレートが足りず、重いピストンを加速させる力が足りない


③シリンダーの加速ポートが後ろ過ぎて加速領域が足りずピストンスピードが出ない


④バレルが短い


まー、気密漏れとかは無いので恐らく要因としては上記4点かな。







①のセクカに関しては、そもそもガチ流速の時に想定よりサイクルが速かったのでピスクラ対策で施した奴。まー、ギア買うより強いスプリングで補った方がコスパ良いから一先ず保留。


②のスプリングレートは①の件と被る部分が有るけど、セクカ無しだったとしてもレート不足な気がする。要交換。


③の加速ポート問題は、手持ちのマルイ純正シリンダーのポートがもう少し前なので、スプリング交換の時に試してみる価値はあるかも。面倒ですけど。


④のバレル長、決して短くはない物でテストしたのと、これはプチ流速においては違うかなぁ。






今回の仕様においては、シリンダー容量にバレル長を合わせるよりもボチボチ強いスプリングに換えてプチとは言え流速っぽい特性を濃くして行った方が良い気がしますな。


現状では、確かにホップを強めると初速は上がるけど更に強めて行くと割りと早い段階で初速が落ちます。


過剰にホップ山が突出すれば初速が下がるのは当然だけど、重量ピストンで押し切る為にはもう少し強いスプリングにするのが近道っぽい。


手持ちのスプリングで色々と試してみるかなー。





しかし次回で完成するだろうかコレあせる


とりあえず、デザートイーグルが仲間の元に嫁ぐ事になったんで、そっちをメンテしてからジックリ進めます!