前回、GW中にM4(何度も言いますが元は東京マルイのパトリオットHCです)と次世代G36Cを暇に任せて改造して楽しんでた訳ですが緊急事態宣言の延長も有りましたし、中古ながらも試射会で行いたいG36の筆下ろしがなかなか行えず、アップグレードを兼ねた再オーバーホールが試射会より先になるんじゃないかと思ってました。

ORGAメタル軸受け東京マルイ次世代用純正セクターギアライラクスハードピストン、ついでに購入しちゃったKM企画0.9JスプリングLライラクスハードシリンダーDも既にスタンバイ。

何せG36を買ったきり使ってないぶん頭の中でアレコレと考えてしまいまして、ギアや軸受けの慣らしも含めて再度のメカボ構築をイメージしただけでウズウズしてます😅

これ本当に悪いクセなんだけど。







ただですね、G36だけでなくM4に関してもレスポンスアップを計る等多少の改良を行いたいと思いまして、前回も少しだけ書いたんですがスイッチ周りを弄りたくて・・・

完成させられる確証は無いものの部品を数点買ってたんで、こっちを組んでしまおうかと動いてみました(節操ねぇな)。

純正で採用されてるEG-30000モーターが、要は高回転型なので少しばかりトルクが乏しくて動き始めがダルいんです。

モーターがピストンを引く『ニュッ』みたいな音と共に一呼吸おいて『バッ』と発射する、僅かなんだけどタイムラグが有るんですよ。

気にしなけりゃ全然問題無いし、ベベルギアの形状なんかをマルイさんが工夫してるので言う程じゃないんですけどね。







実は、次世代G36に採用したキットボーイスリムステップ3はM4への装着も考えてたんですよ、モーター自体のトルクで言えばG36の方が上なんでレスポンスも良い方だし、どちらかと言えばM4に装着した方が良かった。

・・・んだけど、どうもハイサイクルには相性が良くなさそう、と言うかスリムステップ3のプリコック機能は調整がややシビアでハイサイクルでは特に難しいかなと考えたので見送りました、納めるスペースも無いし。

じゃあ、スイッチ付近とトリガー形状でトリガーの遊びを詰める方向でレスポンスを上げる、定番の方向性にしようと。

モーターがピストンを引くタイムラグは減らせないけど、トリガーの遊びを減らして発射ルーティンの短縮を狙う訳ですね。

良い商品が有りますよね、M4ユーザーなら8割9分ぐらいの人が知ってるであろう、ショートストロークスイッチ

大門団長さんの奴。

あれ買っちゃっても良いんですが、結局は調整が必要っぽいし安くはないし、良い商品だとは本当に思ってますが今回は自作しようと。

メカボを何度か開けてるから仕組みも何となく知ってるんで、スイッチ自体に接着剤さえ効けば加工でイケるんじゃないかと。
300円しないコレをベースにして加工してみます。

上の写真の奴、純正とは違う材質だと良いなーと期待してVER.2用スイッチを購入してみたんですが、その時にまた変な物を見つけちまったのですよ滝汗

純正のスイッチと入れ替えで納まるFETが3000円程度でAmazonに流れてたのですよ、CHAOS airsoftって所の製品らしいです。

暫く悩んだ末に買っちゃいましたが・・・

内容物これだけゲロー
内容物これだけなのは間違いではないが。

Amazonの商品説明に英語マニュアルが付属って書いてあったけど、サッと読んだ感じでは取説と言うよりほぼ商品説明滝汗

どの端子に何を繋ぐかなんて雰囲気しか書いてねぇチーン


覚悟して買ってみたけど初心者の私には大層な物でしたよ本当に_:(´ཀ`」 ∠):

この紙っぺらのタイトルに有ったFETの型番みたいなの(T238)をググってみると、色んな設定が出来るもっと高機能で高価なFETが出て来るじゃないすか、違うじゃねーかコレ笑い泣き

ファッ◯ュー(๑`皿´๑)

あ、すみません取り乱しました。

要は多機能じゃなくて普通なビルトインFETに、多機能で高級なビルトインFETの説明書が入ってる物を掴まされた、って事ですな。

こうなると上級者と言うか玄人とかFET経験者向けになりますね。基礎を知らないとチンプンカンプン(古)。

まー、何とかなるだろうと買った自分の責任も有るんで何とかしましょうか👍

FETの基盤を観察したら『M−』とか『V−』とかプリントされてるんですよね、コレがモーターのマイナス線(端子)バッテリーのマイナス線を意味する事が調べてたら判りまして、それさえ判ればこっちの物。
他にV+が有りました。

前回、スリムステップ3を取り付けしたんでFETを装着する際の結線方法は頭に入ってます。

そもそも違う物用且つ取り付けに関する説明の無い紙っぺらなんて破り棄ててやったわ💢(←実話です)

ただし、それでも結線を間違えたりFETが不良だったりとか、ハンダ付けまでして動かなかった場合を考えると元のスイッチ〜配線一式は念の為に残しておいた方が無難ですな。

なので配線を新規で引き直します。配線の取り回しを変更して引き直さないとメカボの中がギチギチになりそうだし。











さー、気を取り直して作業の段取りに入りますかね。

作業に先立って、前回のスリムステップ3取り付け時に手持ちの電線や端子が少なくなっちゃったんで、仕事帰りに秋葉原で調達。

いやぁ安いですな部品屋さんで買うと。

電動ガンの配線の引き直しに使う部材としては定番のジュンフロン線、太さを決めあぐねてたので手元に少し余ってたタナフロン線を握りしめて比較しながら選びました。

そしてブレード型のミニヒューズを挿せる端子も複数購入。

それから、私はハンダ付けが得意じゃないのでFETをコテの熱でパンクさせない為にクリップ式のヒートシンクとサポートツールも用意してみました。

ジュンフロン線電源用が1.25sqでスイッチ用が0.5sq。それぞれ2mと1mを量り売りして貰って税込1600円ぐらい。

ヒートシンクは140円ほど、サポートツールはジジイには有り難いルーペ付きで850円ですよ。


家で工作を楽しむには財布に優しいですな秋葉原の部品屋さんは。










では実作業。

最初にスイッチの加工から。

諸先輩がたの情報を元に真似をさせて貰います。耐衝撃タイプの接着剤でプラ板を貼り付けました。
なんか突起が曲がってるし_(:3 」∠)_

大きめに切り出したプラ板を貼り付けて完全硬化の時間を守り、硬化後に余白を慎重に切除。ウチには薄いプラ板しか無かったんで0.5mmを重ねて1mm程度にしました。

写真撮った時に気付いたんですが、スプリングを引っ掛ける突起が骨折しかけてたので補修しましたが、ダメならスイッチを買い直してまた作ります。

・・・なんて思ってたんですが、わざわざカッターの刃を新品に替えてプラ板の余白を慎重に切り落としてみたんですが、プラ板が剥がれちゃいますね笑い泣き

エポキシで貼り付けるべきだったのかな・・・。

とにかく、仮に接着・整形が成功してても使用してる内に剥がれたかもしれんですね材質的に。

うん、大門さんの奴買おうか高いけど💧

リターンスプリング引っ掛ける突起も骨折しかけてたし、コイツには贄になって貰おうニヤニヤ
バラバラに。
端子を移植。

この製品って3Dプリンター出力ですかね、表面が多少粗い気がするので角に軽くペーパーを当てておこうかな後で。
FETとも組み合わせ出来そうです。










では次に配置してみます。

FETをメカボに固定し、スティンガーver.2用ショートストロークスイッチを組み合わせ、そこにMODIFYストレートトリガーを載せて接点の具合とカットオフレバーの作動を確認・調整。
トリガー自体の戻りはノーマルの方が良いかも。


ここは団長さんがご自身で詳しくアップされてたので参考にさせて貰いました。いやぁ、分析し掘り下げて勉強・開発をされてる方は凄いですね。





トリガー周りはこれで良いかなって所で、次は本題FETに3本の線を付けます。スイッチ線・電源のマイナス線・モーターのマイナス線をそれぞれハンダ付け。
この程度で勘弁して下さい。。。

ハンダ付け作業に関しても色んな所にマイスターが居られるので調べて参照して下さい、私の作業は紹介するレベルに無い💧

ハンダ付けが終わったら
①、バッテリーのマイナスに繋ぐ線とスイッチ線を纏めながらメカボの一番下を這わせてメカボの外まで配置。


②、①の線を上から押さえる様にして、スイッチからモーターのマイナス側への線を配置し、グリップ前側の穴から出す。


③、モーターのプラス側の線を配置しますが、①の線(の後方部分)を上から押さえる様にしつつ、グリップの後側の穴からメカボ後方の穴に渡って這わせる。
間違わない様に色分け。






メカボを開ける前に頭の中で各線のレイアウトを考えるんですが、言う程パターンこそ無いですがメカボ内を這わせる配線の量を極力減らすにはどうするかイメージしてみた結果これしか無いと思います。

変えたとして、スイッチング線を後方出しではなくモーター付近でプラス線に接続する程度じゃないかと。

スイッチング線は大電流が通らないので細めに、その為に0.5sqの線も買って来たんですよねー、完成形をイメージしながら線を纏める為に短く切った熱収縮チューブを先に通しておきます。

グリップ内の配線の位置がプラスとマイナスでノーマルに対して逆になりますが、メカボ内に通す配線の量や取り回しから考えるとベストかなと思ってます、モーターを前後逆に付ければ済む事ですし。

M4ユーザーなら経験ある方も居られると思うんですが、外したモーターを戻す時に前後を逆にグリップ内に差し込んで端子を接続しようとして気付いた事無いですか?

私は2回ぐらいありますw

それを逆手に取って配線を純正と逆にする事でメカボ内の配線レイアウトを簡素化してみた訳です。

さてメカボ内の配線は纏まりましたが、バッテリーやモーターの端子を含め配線の長さを決める為に各外装を・・・

ここでトリガーの動きが良くないんで何度かバラして各部をチェックしたんですが、どうもFET本体の寸法が良くない様子ゲロー

カットオフレバーとショートストロークスイッチの微調整だけじゃ済まないなコレ。

えー、




ここまで作業しましたが時間も足りないしFETを外して純正スイッチにショートストロークスイッチのみ組み込んだ状態に戻しました(`・ω・´)

なんかスゲー面倒になったんで、その内また気が向いたら擦り合わせや補強など行ってFETを組み込む・・・・かもしれません。

FET、お蔵入り決定!
やったね(๑˃̵ᴗ˂̵)



さて、都合の悪い事は流すとして、せっかく開けたんでシリンダーヘッドをSLONGゴム付きヘッドに換装してみましたよ実は。

音も静かになるかもしれないですが、どちらかと言うと衝撃吸収性に期待して導入してみました、ゴム部分がボロボロになったら身も蓋もないんですが😞

写真忘れたしね。AOEも狂わないし良い商品っぽいですが写真忘れたんだチクショー。




スイッチも戻してメカボを閉じた所で配線を元に戻しつつ外装を付けて、先ず試射。

外す予定だったSBD、製品の付属品だったY型端子で接続してましたが外れそうな予感だったんで丸型端子に交換・ハンダで抜け止めして装着。

作業も終わったし今回はトリガーレスポンスと言うより、トリガーストロークが短縮された様子を動画で比較しましょ。

どちらもニッケル水素のAKうなぎバッテリーで駆動。

まずノーマルスイッチ。

バネの音が割りと大きいすね💧

ショートストロークスイッチ装着。

ストレートトリガーも装着見送り_:(´ཀ`」 ∠):






FETの装着に関しては惜しい所までしか進められなかったですが、また暇を見てリベンジしたいですわ。パトリオットは特にやる事無いし。

結果的にはトリガーストロークのショート化と衝撃吸収ヘッドの装着のみで終わりましたが、セミオートでトリガーを引く時とかフルオートでバラ播く時に銃がブレにくくなるので命中精度にも関わって来るし、ショートストローク化も立派なチューニングじゃないですかね(^O^)

緊急事態宣言も一応は解除されましたね、カスタムした2挺の実力、試してみたい物ですが慌てず機を見て行きたいですねーデレデレ