前回の作業でほぼ組み上がってたパトリオットですが、測定した連射サイクルと作動音に違和感を覚えてたんで、やっぱり給弾系統をイジる事に。
給弾を司ると言っても過言ではないタペットプレートは、色々と調べた結果『A2タイプ』と呼ばれる物でした。
複雑な凹凸形状はどうやら異常摩耗などではなさそうだったんですが、そもそも古いタイプらしいっすね。
そりゃ何処を探しても在庫無いわ

で、他の形状でver.2のメカボに合う奴を買って来て削って調整・・・なんてやってられねぇよノウハウも技量も無いので先日ちょっと書いたセクターチップなる物でタペットプレートの作動タイミングを変える事にしました。
これですね、数百円のパーツ。
これ、エンジンで言うカムプロフィールを変更する感じで、大まかに分けるとタペットプレートの後退量を増やすタイプと後退時間を増やすタイプで、今回は後者です。
しかも極端に後退時間を増やし過ぎないタイプ。色んな形状の物が有りますよねー。
セクターギアに有る突起でタペットプレートを引く事でプレートに接続してあるノズルを後退させ、マガジンから上がって来る弾のルートを開く。
そしてまた前進(これはバネで前に引っ張られて動く)する事で、上がって来た弾をノズル先端で押してチャンバーに装填する、その動作をコントロールするので銃のサイクル等によって様々な形状が要求される訳ですな。
本来ならもっと早い連射サイクルでも追い付く筈の給弾が間に合わず給弾不良を起こしてるんですよ、ノーマルよりサイクルは下がってるんで。
工場出荷状態でそれが起きたら不良品。私の場合はもう保証も効かない改造しちゃってる訳ですが、元はと言えば何か問題あるのかもしれないですねー。
メカボをロワレシーバーに組んだ状態で給弾ルートを確認すると、ノズルはしっかり後退してるから給弾の邪魔をしてなくて、弾がスルスル通りますからね。
少なくとも元からハイサイクルに対応してる給弾系統の筈なので、あまりタイミングを変更し過ぎると別のトラブルが起きる可能性も

一応、ピストンとスプリングを抜いて手でギアを回して確認したら過剰にプレートを後退させてる様子も無かったし干渉も無かった様なので、グリスのみ塗布して終了。
ついでに、ピストン内に仕込んでおいたアングスのもりもりドーナツを2枚から1枚に間引き。ディチューンですな。
写真を撮り忘れましたが、初速が92m/s前後で連射サイクルは19.5発/s、恐らく以前起きてた給弾不良による弾抜けが無くなってサイクルが上がったんだと思います。
きっちり充電したバッテリーなら目標の20発/sまで行けるかもしれないです。単なる願望だけれども

とりあえず修理を兼ねた今回のメカボカスタムは終了です本当に。
これで何処かまた壊れたら、ついでにピストンとピストンヘッドの交換も含めて作業します。
さて、緊急事態宣言も有りまして不要不急な外出は避けろとの事でして私もマジメっぽく外出を極力控えてます。
なので試射に行けないですね、しっかり対策をして行くなら良いんじゃないかとも思いますが余計な事して後悔する様な事態になりたくないんでね、控えます。
ただし撃ちに行く準備は出来る訳でして、他に壊れてた部分も改修しちゃいました。
前回の試射会で短く軽くしたハンドガード、樹脂製だったんですが素材に問題が有ると言うか硬いけど脆いんですね。
しかも試射会での使用一回のみで。
とりあえず外れはしないけど時間の問題なんで金属製のを注文、広州から届くとの事でして半月ほど掛かりました。
セクターチップを組み込んだ翌日に届いたんでタイミング的には良かったですが。
いつも通り、あまり高価な部品を使わず楽しんでるので今回のハンドガードも安くてですね、細かいアラは多数見受けられましたが気にしなければ気にならないレベルなので気にしない事にして取り付け。クワッドレイルですね。
10インチのハンドガードに、以前ガタが有って捨てたアウターバレルに付属してたアウターバレルのエクステンションを接続、そして外見に唯一残るパトリオットの面影と言えるマルイ純正のハイダーをセット。
無事に組み上がったんで写真をと思ったら結構長いですね、フォールディングストック化しといて良かった

はい、何とか組み上がって後は試射を待つのみです。
去年の12月に初めて電動ガンを買い、勢いのみで改造して失敗も色々と有りましたが何とか完成です。
仕組みも理解してないのに開けて改造しちゃうとか、バカですよねー自分で思いますもん
でも楽しみつつ分析しながら分解・組立・改造してると見えて来る物も多いですね。

でも楽しみつつ分析しながら分解・組立・改造してると見えて来る物も多いですね。
あとは壊れない事を祈る(-_-)