先日のメカボ内チューン、インナーバレルをSTDに戻したとは言え初速が89m/s前後と控えめな結果だったのが気になって、夜も眠れなくないし仕事にも手を付けたくないです。
組み込んだ0.9Jスプリング Sはパトリオットのバレル長でもスプリング交換を施しただけで初速で言えば95m/s前後は出る設計の商品。
銃自体の個体差やスプリングの個体差も有るんで単純に結果が悪かった、とは言えないのだけれど。
サイクルは最高で21発/sだけど平均すると18発/sぐらいなんで、以前よりサイクルが落ちてるって事はスプリングは硬くなってるっぽい。
んー、シリンダーヘッドの形状がウチのパトリオットの仕様に合わないとか?
考えてても無駄だし、26日に予定されてる次の試射会まで少しだけ時間が有るので確認してみました。
247mmバレル+0.9Jスプリング Lのみ装着で初速が93m/s程度だったんで、スプリング交換した程の効果が出てないって事ですな

ダメじゃん((((;゚Д゚)))))))
はいバラしましょ

一応、組み付けた時にもノズルを指で塞いで気密が取れてるかチェックしたんですがね。
んー、異常無いっすわパツパツです

今回組み込んだライラクスのピストンヘッドSHとスプリングガイドはセットでの使用が前提の設計らしいんです。
ガイドの方はスプリングの捻れによる抵抗を受け流す為にスラストベアリングが採用されてて、その厚さのぶん嵩上げされてます。
サスペンションで言うプリロードとかイニシャルみたいな物ね。
で、これを相殺すべくピストンヘッドの方は嵩を減らす様な寸法になってる模様。
STDのピストンヘッドとスプリングの間にはスペーサー的な物が有ったけど撤去してるしね。
せっかくなんで各パーツを並べてパチリと。
先述した通り、スプリングの捻れによる抵抗を受け流す為にスラストベアリングが入ってます。
計測によると、端部から座面の距離で5.1mmも厚くなってました。単品装着で5mm前後の嵩上げになる、って事ですな。
続いてピストンヘッド。
こちらもスラストベアリング装備で捻れの抵抗を解消。ついでに計測。
まずピストンヘッド頭頂面からピストンと接する座面がSTDに対し−0.1mm。これは誤差レベルかな。
そして、その座面からスプリングに接する方の座面までがSTDに対し−4.1mm。
ピストンヘッド自体の厚みはほぼSTD準拠にしつつ4.1mm嵩を下げ、スプリングガイドとトータルで約1mmの嵩上げですね、出力に影響が殆ど出ない位なのかも。
これは確かにセットで使わないとSTDと同等のセット長にならないし、逆にこの寸法を利用して初速調整に役立てる事も出来そう

ちなみにピストンヘッドの吸気穴は全開にしてます。
そしてシリンダーヘッドとノズル。
まずノズルですが全長の差がSTDに対し0.1mm長いだけですね、どっちでも良さそう。
そして底面。
ここが最大のポイントと言うか差異でして、いや材質も全く違うのは置いといてエアの出口に向かってファンネル状にザグリと言うか抉ってあるんですよね。
シリンダー内で作られた高圧の空気、これを『圧』じゃなく『流体』と見ればエンジンの吸気系で良く見るファンネル形状と同じで整流効果が見込め、理論上では流速も上がる筈です。
でもねー、これ、結構大きく抉ってあるんで、もっとシリンダー容積を上げたりサイクルを上げたりとハードにカスタムすれば合うかもしれないんだけど、ウチの子には過度なんじゃないかと。
いや勘なんですけどね、そう思えましたとさ。
ついでに言うと、シリンダーヘッドの位置決め穴(メカボと噛み合うボスの受け穴)からシリンダーヘッド底面までの距離も0.4mm近くなってました。
ネットで調べたウンチクでAOE調整ってのを見かけましたが、STDよりトータルで0.5mmほどピストンが前進してた事になりますね、スプリングSを最初に組んだ時にギアの角度が気になって
もしかするとAOE調整っての行った方が良いのか?なんて思えたのも、その0.5mmのせいかもしれないです。
まー、素人の私がそんなの気付くかと言うと微妙なんで思い込みかもしれないけど

とりあえず、気密は取れてたのでメーカーの指定通りの組み合わせで採用したピストンヘッドとスプリングガイドは問題が無い物と想定して継続使用。
そうなるとですね、連写サイクルが落ちた➡︎スプリングレートが上がる事で圧縮抵抗も増える=スプリング自体は程度こそ判らないけどLからSにレートアップされてるのは間違い無い・・・
そうなるとシリンダーヘッドとノズルが怪しいかな

このエアロシリンダーヘッドは名前が示す通りに圧縮空気が通る部分にSTDと違ってザグリ(テーパー)が施されてます。さっきも言ったけどな。
まー、エアの流れに関して抵抗は確かに減って良いかと思うんですけど
昔さんざんエンジンをイジってた身としては圧縮比が大きく変わる事の方が気になるんですね。
交換前にも気になってたんですけどね。
4サイクルエンジンみたいにバルブで閉じて圧縮する訳ではないので『圧縮比』みたいな変化は無いかもしれないけど
ピストンのボアやストロークがほぼ変わらないのに燃焼室に当たるシリンダーヘッド内部の形状が変化するのは、ライトなカスタム内容の我がパトリオットには影響が大きいかもしれんですね。
疑わしい、そう思った所は元に戻しましょう。シリンダーヘッドはSTDを使います。ただしシーリングノズルはその気密の良さが気に入ったんで採用。
なので仕様は
アングス 0.9Jスプリング S
ライラクス POMピストンヘッドSH
ライラクス スプリングガイド
ライラクス シーリングノズル
上記で組みます。
もちろん先に洗浄しましたよ(^^)
このグリスの塗り具合が過剰なら抵抗になりサイクルやパワーが落ちる事も有るらしいので、慎重にやりました。
大したカスタムもしてないけど奥の深さは感じますな。
とりあえず、仮組みしてセミで2発だけ空撃ちして今日は終わりにします。
ピストンヘッドの緩み止めに塗ったシール剤がまだ乾かないからね。
明日・明後日はちょっと時間が取れそうにないのでそれ以降に実射テストします。
それ以外にも弄りたい部分が有るんで26日までに間に合うかギリギリだなぁ
