一部加筆して再度アップしまーす。
盗まれちゃったんでバイクは無いですが、GSX-S1000/Fに於いて良く耳にするエンジン不調についてまとめてみようかと。
色んなユーザーさんのブログなんかでも見かけるんですが、知り合いづてで入って来た情報ながらどうやらメーカーの開発の人からの発信らしいです。
ザックリ言うと、スロットルポジションと排気デバイスのバルブの兼ね合いから発生する物なんだそうです。
比較的エンジン回転の低い領域でスロットル開度がパーシャル付近で不整脈(?)が発生、と言うのは、
回転を維持しようとするライダーの操作がパーシャル付近とスロットル操作(開度)にしては非常に小さく、
それでもエンジンがアイドル回転より高い回転域に有って、回転を維持するか下げるかの判断が微妙な領域に有る事になります。
中回転域からスロットルをオフにして回転が落ちると、そのままストールしない様にアイドル回転辺りを維持しようと回転を微妙に上げる動作をECUが指示しますよね?
その指示を出す領域ってのが回転数とスロットル開度等から決められるので、その難しい所を行ったり来たりするので回転が微妙に上下してしまうみたいです。
個人的に、そんな小刻みにエンジンの回転数が上下に振れるのは点火系のトラブルか吸気系のトラブルだろうと思ってたんですが、
割りと排気デバイスのバルブの動作でも小刻みに変動するんだなぁと思いました。
そんな感じで かなりザックリな説明ですが。
もちろん個体差も有るので症状が無い、若しくは小さい車輌も有るそうで、慣らし運転中に良く使う領域なので慣らしが終わるまで気付かない人は全く気にならないのだとか。
逆に慣らし運転中に感じ易い・慣らし中に良く使う領域で発生し易い症状とも言えます。
んで、更にここに排ガスのコントロールの為に採用されてる二次エアの作動具合と、それに合わせるべく燃調の変動も当然有るので、
例えば排気デバイスのバルブを全開固定や撤去等を施して要因の一つを取り払っても燃調は排気デバイスが生きてる時と同じ様に微妙に増減させながら燃料を噴くので
排気デバイスの対策だけでは消し切らない可能性が有る、と言う事でした。
この辺りの制御を見直したのが純正で内容に更新が有り部品番号も変更されたECUで、それでも個体差や使うシチュエーションにより消えない場合も有ると言うのをメーカーでも把握してるそうです。
ただ、最近は特に厳しい騒音規制や排ガス規制、ユーザーからの一番判り易い判断基準にされる馬力やエンジン特性、色んなシガラミが有る為に
メーカーとしてもこの辺りが限界なんだそうです、消し切らないみたい。まぁ、開発コストの都合なんかも有るんでしょう。
これは下手するとどのメーカーの車種でも起こり得るし実際に症状が確認されてる車種も有るそうな。
まー、エコカーなら偉いみたいな日本の考え方じゃ仕方ないのかなって思いますけど。
で。
どうにかしたいなら、排気デバイスを撤去するタイプのマフラーを付けて(エラー対策が必要)、二次エアもカットして、処理速度の速いサブコンを
キッチリとマップを作れる人が試行錯誤して燃調を出するのがベストらしいです。パワコマVなんかが良いっぽいですねー。
あとは、慣らし終わったら症状の出る回転域やスロットル開度を使わないと言う、ぶっちゃけアホかと思える様な対策をするしか無いらしいっす。
もちろん、症状が出ない車輌のユーザーさんはラッキーだし、感じないユーザーさんは気にせず乗って下さい、って事なんでしょうね。
アイドルに復帰する判断の基準となる回転数だとか、スロットル開度だとか、その辺りをちょっと変えて症状が出ない事を優先すれば・・・
なんて事はメーカーもやってるんでしょうね、色々と。
対策が有る様な無い様な話ではありますが、それでも原因とか対策の方向性が見出せる情報が得られたのでスッキリしましたよ。
まぁ、バイク無いんだけれども。