それでは開始
アクスルを緩めた後、ドライブプーリーのベアリングホルダーを取るので、ついでに点検。
約1万キロ前にNUTEC NC-100でグリスアップしたっきりなのですが…
流石はNC-100 (*⁰▿⁰*)何ともなってない!
そのままベルトごと外します。
スプライン側も問題なし。
(抜いたまま拭きとる前に撮影)
拭き取り後
新しいグリスに付け替えてておきます。
もちろん、NC-100
新旧のベルトで押し合って、コシの強さを比較したところ。
意外と、古いベルトはコシがなくなっているのが判りますね。
重ねて見たり
並べて見たり
印字の部分が少し変わってるの発見!
古いベルトの背側を折り曲げて見た。
結構ヒビ割れ有るのね…
他にもコグの取れかかってる部分発見!
錆びると嫌なシリーズなボルト達は、チタンだけあって錆びてない
後はちゃちゃっと取付けてお終い。
後はベルトの張り調整ですが、裏技使います。
実は、過去に純正のテンションゲージを高い金出して買いましたが、やり辛いので売払い、現在は違う方法で調整しています。
その方法とは…
ベルトを弾き、その音の周波数でベルトのテンションを測定します。
使うのは、三つ星ベルト提供の無償アプリ
[スマートテンション]
TMAX530 のドライブベルトの設定は無いので実張力はアプリでは出て来ませんが、(表示されるテンションは全く当てになりませんので注意。実張力が知りたければ計算は電卓で出来ます)
ここで欲しいのは周波数測定結果のみ。
一応形状の近いメガトルクG2の幅40mmを選択していますが、ベルトの選択は何でも構いません。
周波数測定結果が[90Hz]の周波数で大体メーカー規定値位となります。
参考データ
【TMAX530 ドライブベルトの場合の周波数とテンションの対応表】
60Hz 920N ←実用最低ライン
70Hz 1100N ←この辺が気持ち良い辺り
80Hz 1200N
85Hz 1250N ←tamakichi推奨テンション
90Hz 1300N ←規定値辺り
103Hz 2000N ←張りすぎ
ベルト初張力の設定は、TMAX530 のドライブベルトだと1300N程だと思います。
TMAX530 ドライブベルトの質量
W(kg/幅10mm長さ1M)=0.077
スパン長(M)=0.39
(三つ星ベルトなどに計算式載ってますので、興味のある方はググってね)
ただ、自分的には、70Hz辺りの張力が走っていて一番気持ち良いのですが…
(アプリ内のベルトの選択を気分で変えてるので、アプリ内で表示されてる意味の無い張力数値は上の90Hzの時よりも高くなっていますが、実際の張力は1100N位となります)
こんな風に、レンチ等でベルトを叩いて測定します。
【内緒】
質量は実測しました(〃ω〃)
重さ390g 周長1260mm 幅40mm
[390÷1.260÷4=77g(0.077kg)]
実は、周波数でテンションを測定するのは、産業機械などでは当り前となっている測定方法です。
専門の周波数測定器は高価ですが、スマホのアプリであれば、何とタダ(°▽°)!
お試しあれ