この下部点火方式は、燃焼途中を観察すると、
生のモミガラがよく湿っているような部分があります。
モミガラはよく乾燥していますし、下部から湿気が上がるハズもないので、
煙に混ざったタール(木酢液)が、モミガラに絡んでいるものと思われます。
一日待つと、表面まで焼けが到達しました。
筒の外周近くは、やはり冷却されて生が残っています。
ドラム缶に移すときには、自然とそれらをミルフィーユ状に混ぜられますので、
レア部分が作れて、好感です。
ドラム缶は満杯にしてフタをしますと、密封・消火できます。
底の部分は、灰化していますので、今度は一晩置いて消火・冷却しました。
メインの下部点火方式も、稼働しています。
①煙突の容積分、生産量が少ない。
②上部点火に比べて、始動に手間がかかる。
③モミガラの投入が単なる筒である上部点火方式より、やりづらい。
の欠点はありますが、
①焼き上がって斜め回転体勢にして、撹拌がやりやすい。
②同じく、すくい出しがやりやすい。
③事実上、無臭でできる。
煙突が1本だけだと、より無煙・無臭でできますが、まる2~3日かかります。
今回は急ぎますのて、2本足しています。翌日には出来上がります。