○○の切れ目が縁の切れ目 | 35歳で滑り込み成婚。隠れオタク女の婚活記録

35歳で滑り込み成婚。隠れオタク女の婚活記録

【彼氏より趣味優先・一人遊び大好き】な隠れオタク女が、35歳までに結婚することを目標に、ネットを中心に婚活した記録を、振り返ります。「自分の世界」を愛する同志の参考になれば。

タイトルの「○○の切れ目が縁の切れ目」。あなたなら、○○に何を入れますか?


■「金の切れ目」は「縁の切れ目」?


婚活というジャンルのブログで取り上げるからには、結婚の条件=経済面ということで、
「金の切れ目が縁の切れ目」を挙げる方が多いのかもしれませんね。


経済的なサポートを期待して結婚を選択する人にとっては、確かに相手の収入が結婚後に急に変わってしまったら、 「こんなはずじゃなかった」という気持ちを抱くかもしれないですね。
でも、このご時世ですから、本人のせいでなくても、世間の動きや会社の動向で収入が激減することは珍しくないでしょう。
だからこそ、もし何らかの世状の動きがあったときに、どのレベルまでの年収ダウンなら許容できるのか、自分なりの答えは持っておいたほうがいいと思います。
家庭の共同経営者なのだから、相手の収入が激減したときに一方的に文句を言うのはちょっとずるいですよね。



■私のパートナーに求める経済的条件とは


自分自身の話でいうと、私は自分も働きたい人間ですし、それなりに収入はありますので、相手に経済的な面を大きくは期待しません。
でも、いきなりパートナーから 「ニート」になりたいと言われたら、当惑してしまうでしょうね(笑)


自分自身もそうだからこそ、パートナーには現在の年収の多寡ではなく、「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」という覇気と基本的な社会的な能力を持ち合わせた人であることが、条件として譲れないと思っています。
(もちろん、疾病などの一時的な休息として仕事を休むという話は別物ですよ。そんなときはパートナーとして相手を支えたいですよね)


また、上にも書きましたが、「現在の収入」はあくまでも現在のものにすぎません。
今後の社会情勢で収入は変わることもあり、永続的なものではないからこそ、もし環境が変わったときにでも、自分で食い扶持を稼いで行けるだけのポテンシャル(根性と社会的な能力)があるかどうかを、婚活では見るようにしていました。


ちなみに、自分は仕事好きな性格や年収などの条件もあって、元々20代の頃からヒモ志願の男性や、一発当てたいけど行動が伴っていない夢見がち男性を引き寄せやすい傾向にありました(苦笑)
それだけに、男性を見るときに、上に挙げたような「労働への姿勢・気概」についてチェックするようにしていましたね。



■「金の切れ目」を「縁の切れ目」としないために、その方のポテンシャルを見よ


収入というテーマにまつわることで、婚活中のある体験を思い出しました。
私が出会った人の中に、「一部上場企業勤務だから、安定的な高収入」であるということを、ことあることに標榜する男性(Aさんとします)がいました。
婚活サイトでも目立つところにそのアピールを書かれていましたね。


私にとっては、ぶっちゃければ年上のAさんより稼いでいたので、Aさんのアピールポイントは私にはあまり「アピール」になっていなかったのです。
でも、逆にいえば、Aさんにとっては勤め先が一番のよりどころになっているのだな、と思った記憶があります。


その時期は婚活を始めて間もない頃でしたので、とりあえずAさんとお会いすることにしました。
面談の際も、Aさんはすぐに名刺をくださって「勤め先の安定さ」を何かにつけて自慢されたのですが、私のほうは
「Aさんが自負している今のお勤め先で、仮にリストラに合ったとき、Aさんは次に同じレベル・規模の会社に勤められるだろうか?」
という視点で見ていました。


この不景気ですから、自分の落ち度でなくても、リストラは十分にあり得ます。
今とは違う業界、違う職種でないと次の勤め先が見つからないこともあるでしょう。
そんなアウェイでの環境でも、自分から未来を開拓できるだけの根性と知恵と体力がこの人にありそうか?

その視点で見たときに、残念ながら私の答えは「微妙」でした。
まあ、それ以外の点もちょっと相性が合わないな、と感じたのでお断りに至ったわけですが、Aさんからはその後、数か月近くもメールを(一方的に)いただくことになりました。


この話には後日談がありまして、実はAさんはあの「親方日の丸」な某航空会社にお勤めでした。
私と面談した頃はまだ倒産していない頃。でも、そろそろ社内では不穏な空気があったんじゃないかしら?
だからこそ、「名刺」の切り札が効くうちに、成婚を急がれていたのかもしれませんね。
数か月後、倒産と再建のニュースが日本を巡りました。メールがやんだのはその頃です。
一度は倒産したこの会社ですが、最近になって外部から迎えた敏腕経営者による、脅威的な営業利益の回復が報じられましたね。

Aさんが今もこの会社にいらっしゃるのか定かではありませんし、その後の婚活状況も全く知りません。
でも、同じリーマンとしてこの社会をうまく泳ぎ切り、Aさんらしい幸せを手に入れられることを、心からお祈りしている次第です。


今現在、婚活中のあなたは 「現在の」相手の会社名や年収など、今のスペックにこだわることも多いでしょう。
でも、上のAさんのようなケースもあるということを、頭のどこかに入れておいてくださいね。



■ヲタ向けの全くの余談


隠れヲタらしく、ヲタの方にしかわからない愚痴を一つ言わせてください。
「○○の切れ目が縁の切れ目」…同人者にとっては「萌えの切れ目が縁の切れ目」と入れる人が多いでしょう。


自分はマイナージャンルのマイナーカプで長年活動しておりまして、一つの萌えが冷めにくい性質。
そのため、常にまわりのヲタ友達の「ジャンル変え」に置いて行かれる傾向にあり、だからこそ、できるだけ「萌えの切れ目が縁の切れ目」とならないように、プライベートでも密なコミュニケーションをとるように配慮しながら、ヲタ友との関係を構築してきたつもりです。
「萌えの切れ目が縁の切れ目」なんて、絶対にしない! というのが自分のポリシーでした。


ところが、ここ最近、このポリシーにちょっと揺らぎがありまして。
この数年間、プライベートとヲタ活動ともに、ずっと仲良くしていた同カプ萌えの友人に、とうとうジャンル移動の気配が訪れました。しょぼん

いえ、仕方がないことだと、「頭では」わかっています。でも、心が、本当に、辛い
この友人ほど萌えの合った人は、これまでの人生でおりません。それほどのレベルなだけに、失恋に近い喪失感の辛さが。


これまでの日常的な深い付き合いもあるので、プライベートでの関わりは全く変わりないのです。
でも…、プライベートでの仲の良さは変わらないのに、マイジャンル話への反応が鈍くなり、なかなか絡んでくれなくなった、という一種独特の生殺し的な辛さがありまして…(泣)

彼女とはあまりにこれまでの萌えが合いすぎたのです。それだけに辛い。

こんなんだったら、いっそ全ての付き合いを断ったほうが楽になる…!
と思ったところで、この格言「萌えの切れ目が縁の切れ目」を思い出した次第。


この格言、去るほうの理屈もさることながら、実は「置いて行かれる側」の心痛に配慮した言葉だったんですね……!
昔の人の言葉は、奥が深いな…。


また一つ勉強になりました。

そんなわけでちょっと落ち込み気味の昨今です。
仕事の失敗よりも、ヲタ関係のことのほうがよほど心が折れる、そんな隠れヲタ女です。頑張ります。



人との出会いと別れにまつわる話は、どこでも切ないですね~。
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