今日も素敵な1日になりますように。

環綺です。

 

ネットでは芸能人の外見について「劣化」とか

「太った」とか酷い言葉も飛び交っています。

 

 

ふと大学時代に出会った友人のことを思い出したので

書かせてください。

 

大学1年生の時に出会った、同じ大学のA君。

某有名芸能人に似ていてイケメン。

スポーツもしていて見た目もさわやか。

高校時代には彼女もいました。

この人は某県の東大京大などを大量輩出している超進学高校に在籍するほどの秀才。

 

でも彼は高校を中退し自殺を図っていたという経歴をもっていました。

 

高校時代は何度も自殺を考えたそうです。


どうしたら楽に迷惑をかけずに命を絶てるのか、

様々な方法を試みます。


そして、ある日、錠剤を大量に服用し、それに気づいた家族が救急車を呼び病院へ。

医者にはあと30錠飲んでいたらあの世だったよ。と言われたそうです。

 

家族が泣く姿を見て、自分は生きないといけないと思ったそうです。

そして、通信制の高校で単位を取り、大学へ進学し、私と出会いました。

 

 

そもそも、そんなに恵まれていた彼がなぜ、自殺を何度も試みたか。

 

それは、

彼は自分の性器の小ささに悩んでいた。

 

私に直接そのように話してくれた訳ではありません。

でも多くを語り合う中で、伝わってきました。

 

「なんで虫や動物は生殖のために性行為をするのに、人間は違うのだろう。」

って言っていたのが印象的です。

 

私が思うに、彼は嫉妬されていたのだと思う。

イケメンで賢くて、運動もできた。

同級生は、その彼に勝てる所を探して言っていたのだと思う。

ただ、思春期の心柔らかなA君にとって、性器に関する話は自分のプライドを壊してしまうくらい傷つけてしまうものであったのだと思う。

 

40代になって人生の酸いも甘いも知った私が、もしA君ともう一度話せるのなら、

「誰が言ったのか分からないけれど、それはあなたの魅力に嫉妬しているからだと思う。聞き流していい。」

と伝えたい。

 

今、彼が自分の苦しみを乗り越えて幸せに生きていることを願っています。