今日も素敵な1日になりますように。

環綺です。

 

 

私の知り合いの話です。

 

学生時代からお付き合いをして、10年の交際期間を経て結婚をしたA夫妻がいました。しかし、数年後に離婚しました。

 

原因は夫の「アルコール依存症」でした。

 

 

アルコール依存症はアルコールによって長年脳が冒されて起こる病気です。脳でアルコールに対する依存が成立すると、自らの意思では飲酒をコントロールできません。その点では、覚醒剤や麻薬への依存と全く同じ構造です。その状態では愛情の力で立ち直らせるなどは到底無理です。

 

Aさん(妻)から聞いた、アルコール依存症の夫の行動で悲しかったり腹が立ったりしたことの一部を紹介します。

 

 
  • 付き合っていた時はお酒の強い人なんだと思っていたけど、結婚したら、ただの飲んだくれにしか見えなかった。
  • 子どもの園の行事に家族で行こうと約束しても、その前に飲んだくれてしまい、結局母親である自分一人が連れて行った。
  • お酒を飲んでいる時と飲んでいない時の夫の発言があまりにも違いすぎて子どもが混乱している。
  • 日中に夫と子どもが散歩に出かけたが、出先の公園で夫は飲んだくれて意識を失う。不安になった子どもはパニックになり警察に保護される。
  • 泥酔し、トイレと間違えて冷蔵庫でしてしまう。
  • 二日酔いで欠勤もするようになり、「自分が主夫になる」と言い出す。

 

そして、思ったそうです。

こんな姿の夫を子どもに見せ続けることは、はたして子どもの教育にいいのだろうか。

そして、離婚して実家に戻りました。

 

Aさんが離婚できた理由は、

・看護師免許を持っていた=どこでも働ける自信があった

・実家の理解力があった

これが強いと思います。

 

Aさんのご実家の両親は、Aさんから離婚して実家に戻りたいと言われた時は晴天の霹靂だったようです。しかし、お父様の方が、否定をせず、アルコール依存症の本を何冊も読みアルコール依存症の実態を理解した上で、帰ってこいのゴーサインを出されたようです。

実家に戻れなければ、離婚できたとしても、状況によっては貧困母子家庭でした。

世間体を気にする親御さんでなくて本当によかったと思います。

 

離婚当初は、月に1回程度は外で子どもと夫が会うという話だったようですが、今はそれすら、二日酔いで会うこともままならないようです。

愛する子どもと会う時間までお酒を飲んでしまう・・・。

 

 

今、夫さんは何をされているのか分からないし、Aさんともその話題はしていません。

ただ、昔に比べ、生き生きされています。

はやり我慢は、美容にもよくないです。

 

 

ただ、お酒をたくさん飲まれている方は、それは、ただの飲み過ぎなのか、依存症なのか、一歩手前なのか、よく考えられた方がいいと思います。

お酒は、人生を壊す力がありますので。