今日も素敵な1日になりますように。
環綺です。
女性が全く気にしないのに、男性が気にする「薄毛」。
夫やパートナーが、高額な薄毛対策商品や怪しげな治療に手を出しそうになった場合には、正しい知識を武器に説得しましょう。
薄毛については、分かっていないことも多く、どれも効果がないと断言できないのですが、はっきりと言えることは、
ミノキシジルの外用薬と、
フィナステリドかデュタステリドの内服薬は医学的に効果を認められているということです。
薄毛治療のポイントは、血流とホルモンです。
男性ホルモンが多い人はハゲるともいいますが、
実は男性ホルモンである「テストステロン」よりも、
加齢とともに増える「5αー還元酵素」が問題です。
このホルモンが、男性ホルモンである「テストステロン」を
「ジヒドロテストステロン(DHT)」という発毛を阻害するホルモン
に変えてしまいます。
そのため、「5αー還元酵素」の働きを止められたら、
DHTから髪の毛を守れます。
その酵素をとめる内服薬が先ほど紹介した
フィナステリドかデュタステリド
になります。
これらは、厚生労働省が認可した薄毛治療薬で、
医師による処方箋が必要になります。
女性は子どもは服用できません。
フィナステリドは4000~8000円/月
デュタステリドは6000~1万2000円/月 ほどです。
ケチって個人輸入での購入はやめましょう。危険です。
飲み薬なので、ごく少数ですが、性欲減退、全身の多毛化など副作用もあるようです。
治療以前に、生活リズムを整えて睡眠をしっかりとって成長ホルモンを分泌させることが大事です。
完全に毛根が死滅してしまうと厳しいですが、毛根があるなら、まだ助かる見込みがありますよ。
そして、何度も言いますが、女性は男性の髪の毛の量については気にしていません。髪の毛の有無よりも清潔感だと思います。
【おさらい】
医学的に効果を認められているのは、
・ミノキシジルの外用薬
・フィナステリドかデュタステリドの内服薬
(そのため、ミノキシジルは外用薬で効果が出ているので、ミノキシジルの内服を勧めるクリニックは個人的には「?」と思います。ミノキシジルは血管を拡張するので、内服すると全身の血圧が下がるという副作用が心配です。)
「ダイヤモンド・ザイZAI 2013年7月号(ダイヤモンド社)」を参考に、私の防備録としてまとめました。この雑誌は経済誌なのですが、このようなおもしろ記事も載っています。