〜 前回からの続き 〜

ネタバレ有りなので、下げます。

 

 

おそらく、7人の脱出もペントハウスと同じ方法を踏襲しているはずではあるけれど、んー、とちょっと?と思ってしまう。

多分、絶対正義の存在と、悪だった人たちが混ざり合ってしまう点の根拠が、私にしっかりと入ってこない、ってのもあるんだろうな。

だって、クムラヒの遺書をカンギタク、ドヒョク以外、他の悪人たちは読んでないんでしょ?だったら、あの爆発の結果しかわからないはず。

だから、みんな何となく罪悪感を感じて、ってなところなのだろう。で、納骨式に集合して、どうするか、とミンドヒョクから問いかけられて、Kに立ち向かう方を選ぶ。

それは動機として弱いな、と。

 

で、ミンドヒョク、お前、女の趣味が悪すぎる。

そんなことでは甘い点を突かれるぞ。賢いくせに。(実際、突かれる)

が。どっちかというとミンドヒョクは同情の方が上回ってるのかな。あとは吊り橋効果的な。ま、女性に対して基本、優しいみたいだが。知らんけど。

ただ、ここがモヤっとしてるため、ミンドヒョクがダブスタな人に見えてしまう、と言う損が発生しているはず。

他の人は許せんが、モネは良い、みたいに見えてしまうのだよ。本来は違うのかもしれないけれど、そう伝わってる段階で、ダブスタ。主人公補正でなんとかなってるけど、よく考えたら、何言ってんの?ってやつです。

 

で、問題はモネである。

厚かましいけれど、と言ってはいるが。

ペントハウスのソッキョンが「私をこれ以上厚かましい子にしないで」と泣くのと全く違うだろう。

彼女は、これ以上厚かましい子になりたくない。→大人になりつつある。

モネは、厚かましいことは承知の上で、厚かましいことを思う(既に大人)。大違い。あれだけのことをしておいて、厚かましくもなって、でもクムラヒに感謝もしている、が相変わらずギャーギャー言っている。お前が殺したも同然だろうが。

なのに、いきなり良い子に改心し、別人のようになる。意味不明。

(ここは、私の超個人的な好き嫌いがとても入っているとはいえ)

ソッキョンも、最後の最後までは、なんだ、こいつ、だったけどもね。

ただ、彼女は高校生だった頃からの心の変遷な訳なので、違うんだね。私の中では。

後悔に至る過程も比較的わかりやすかったし。

そして、ソッキョンは一人で諸々その後を生きていくことを選ぶ強さがある。ま、それは色々経験した上での成長なんだけども。

 

ハンモネは、その点、いっぱい疑問点が発生するし、モヤるのだ。

私が思う諸悪の根源は、K(シム・ジュンソク)がそもそも財閥の息子の偽物だったことから始まって、本当の後継はドヒョクだったということなのだと思うが、そこにモネの出産が重なって、ターゲットになったパンダミの養父が天才的な人だったことが悲劇の発端と思うので、モネは圧倒的悪の側なのだろうな、と思うのだ。

(ジュランにも突っ込まれてたけども)

この辺も、何がどうなって、そうなったのか、グチャ、ッとしててわからん。

で、Kと同罪よ、モネは。ファンチャンソンにもコロッとしたし。(自分的には利用しているつもりなのだろうが)

ついでに言うと、何かっちゃ、クムラヒ4ね、と言っておりますが、あなたの母と弟を手にかけた人は、Kですからね。なのに、Kに対しては何も言っていない。これって、結局、自分が勝てそうな相手しか選んでない、ってことだよな。Kが主犯なことは分かってるんだから。自分でそう言ってるし。

本当に恨んでるなら、二人纏めて、だろう。

 

ちなみに、私は例の如くVPNで日本配信より先を見ており、あと2話でシーズン2も終わりです。(日本配信は1話を30分ほどの2つに分けてるので、実質日本配信では倍の話数)

 

今現在の感想は、あの〜、死人が多いんですが。。。

何せ、超メインキャラがシーズン2の話の前半で死んじゃいますからね。

確かに、彼女が身を挺して退場しなければ、起承転結が始まらないので仕方無いっちゃ仕方ないが。

彼女の後悔に至る思いや、立ち位置として、自分が復讐される側、と言う認識であることは納得いくし、実際に死、と言う結果で償いますので。

で、主要人物が後半あたりで二人、死人になります。もう一人お亡くなりになりますが。

現在、あのお前誰?な人が衝撃的なことになっていて、15話が気になってるんですけども。

あ、シーズン1でダミ、シム会長、パン会長、ソンジア、イフィソ夫妻、ミンドヒョクの母と弟がお亡くなりになっていた。多いなあ。

 

ペントハウスを踏襲するならば、ヒロイン枠も容赦なく死に至りますので、モネもうかうかしてられない。あと2話あるからね。

ペントハウスのスリョン氏は、その辺、自責の念を持っていたので、自らそのシナリオを実行するわけなんですが。

 

あ、そうそう。大事なこと。

所謂イケメン枠?が、弱いんじゃないかね。こっちは。

ペントハウスは、まず断トツでソクフンだったんじゃないでしょうか。好感度も高かったし。で、多分ローガン。クズだけど、ユンチョルあたり?ミニョクはイケメン・・・だけど多分お笑い枠(あのお家的な存在として考えても)。

本当はジェニといい感じになる予定が、カットされたらしい・・・かわいそう。

 

7人の脱出は、多分、ミンドヒョク。ヤンジンモ(ユンチョル大活躍)?整形前のK?カンギタクも入るか?

で、シーズン2に、ファンチャンソン。

おそらく、皆に?がついてしまう感じなことがある気がする。

絶対にあり、と言い切れるのは、多分ミンドヒョクだけ(これはある意味主人公補正と他にそれらしい人がいないこと。イ・ジュンさんはもちろん顔面偏差値高いし、私は声が好きだけども)

ヤンジンモ(ユン・ジョンフンさん)は、ペントハウスでは?(クズと呼ばれていた)だったけど、こっちだと思いつくのが彼くらい、になってしまう。

Kはもはや、整形前のお顔の人なので、頻繁に出るはずもなく。

シーズン2のファンチャンソンは、確実にイケメン枠(イ・ジョンシン氏)なのだが、キャラが・・・その・・・彼はこのドラマで失うものが多いのではなかろうか?大きなお世話だが。

私は初めてお目にかかった方なのですが、普通にしてれば好青年な役が多いと思われるお方です。

とどのつまり、年齢層が高いのだ。ミンドヒョク役のイ・ジュンさんは36歳。イ・ジョンシンさんは32歳?ユン・ジョンフンさんに至っては40超え(いや、まだ40?自担は43なんだが・・・日本人年齢不詳説って本当なのかも)。

この点、やはりキッズと大人と分けていない影響が出てしまってるのかもしれん。

劇中でも各世代が同じストーリーラインにずっといるので、切り替えがない。

 

 

そして、なにが、とは言えないのだけれど、やはり、ペントハウスの劣化版と言われても仕方ないのかな、とは思える。

私は個人的に、どの作品も劣化版と呼ぶのは好きではないのですがね。

話のメリハリとかね。キャラの強烈さの表現とか。

叫べば良いだけ、というのがマクチャンではない、と私は思っているので。

少なくとも、ペントハウスは、大人組の演者さんは、足し引きができていて、叫んで喚いて、怒鳴ってめちゃくちゃするけど、引いた感情も同時に出してきているのですよ。

主にキムソヨンさん、ユジンさん、イ・ジアさんの女優陣。

シーズンごとに立ち位置が若干異なってくるのが3人で。その変遷も面白かった。

 

分け方としては、クムラヒとハンモネがペントハウスで言うところのソジン、オユニ、スリョン氏。

ミョンジとジュランがカンマリとコサンア、って感じだろうか。

するとみてわかる通り、完全に負けてるよね。特にクムラヒ退場後はモネだけになって、ギャーギャー言うだけで、足し引きできない演技をずっと繰り返している人が一人、って感じなので。下手、ってわけではないのだろうけれど、ギャーギャー言う、しゅんとして泣くか怯える、そのサイクルしかない。

力量の差が見えてしまうのだよね。ペントハウスの演者さんと比べると。

 

やっぱり比べちゃうよね。ってか、比較されるの前提に作られた気もするのだ。あえての同じ製作陣な訳だから。

で、あちこち共演も多い方々が、集まったり、お馴染みの方々が集まったり。

 

でもどんな作品も2番目って、落ちるんですよ。期待値上がるから。

 

しかし、そう考えるとペントハウスって、やっぱりすごいんだな、と思います。

ま、シーズン2の最後まで見ないと、7人の脱出もわからんが。

韓ドラでは、こぐま?(サツマイモ)とサイダー、と言う言い方があるらしく。

さつまいもで詰まった喉を、サイダーで流す、と。

日本語で言うところの、なんだろう、溜飲を下げる、的な感じか?なんか違う気もするけど。

それが、この7人の脱出では、詰まったまま、と言われているようです。

確かに、まだ、スカッと流されてないな。

例え流されたとしても、流し方が難しいだろうな。

 

最初はKとクムラヒがペントハウスのチュダンテとチョンソジンかと思っていたけれども、そうではなくなり、でも、Kだけが悪で終わるのも、流された、スッキリした、という気分になるか?というと、微妙。

 

そんなことを、考えました。

7人の脱出シリーズをお勧めするか、それは賛否両論あるので、ご自分で判断するか、パンダミの養父って本当にこの人?違うね、くらいまでみてみるか、かな〜。

正直、シーズン1は見返してないです。2だけで十分。ただ、シーズン1の「やっぱりオムさんだよね」なところは見といた方が良いかも。

ハードルを上げすぎないで観れば、大丈夫かな、と私は思います。

ただ、ペントハウスとは別次元なので、比べちゃいそうな方はやめといた方が良いかも。

 

ではでは〜。